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最後を見守って…

 こんにちは。サポートメンバーのRWと申します。

 今回は記憶と記録に残すため、東名高速道路駒門PA上りの最終日の私目線での様子と感じたことを書きます。


1.現地到着時


 私が到着したのは閉店の2時間半ほど前の17時過ぎでした。同じサポートメンバーの磯さんと静岡県内のサぱ巡りをして、その最終目的地が駒門PA上りでした。昼過ぎに現地入りしていた方から食券機の釣り銭切れを起こした、と聞いていたのでどれほど混んでいるのかと思いましたが、何とか駐車スペースは空いていたので車を止められました。

 車を降りて売店の方へ向かうと、サぱニティだけではなくたくさんの方々がいらっしゃいました。入口の閉店のお知らせを見て残念がる方やアメリカンドッ君と一緒に記念写真を撮る方など、思い思いに過ごされている様子が印象的でした。

 店内にはメッセージノート設置されており、私もメッセージを残しました。他のページのメッセージも少し読みましたが、このサぱがいかに多くの人に愛されていたのかを実感しました。

ハイウェイスタンプの設置場所にメッセージノートがありました
私もメッセージを残しました(字が汚くて申し訳ございません)

 18時を過ぎるとスナックコーナーが混雑すると考え、先に夕食をいただくことにしました。数多くあるメニューで選んだのは「名水そばとカレーセット」でした。しかし、それだけでは最後を飾るのにもったいないと思い、単品でアジフライも注文しました。この懐かしい味わいをしっかり記憶に残すようにいただきました。もちろん、後でアメリカンドッ君をいただいても大丈夫な範囲で注文しています。

食券も撮影
名水そばカレーセットとアジフライをいただきました

2.閉店時間間際


 夕食を済ませてサぱニティと話していると、山形協会長と青葉事務局長が到着し、最後の時を迎える準備が整いました。最後にアメリカンドッ君を持った記念写真が撮りたい、という山形協会長の要望を受けまして下のような写真を撮りました。後で見返すと謎の儀式のようにも見えます(笑)
 ちなみに手に持っているアメリカンドッ君は青葉事務局長の大盤振る舞いです。この場を借りて御礼申し上げます。

アメリカンドッ君を持ち寄って!

3.閉店セレモニー


 色々と散策したり写真撮影をしていたりするうちに閉店時間の19時30分になりました。最後のお客さんをお見送りした後に、入口にスタッフの方が勢揃いされ閉店のご挨拶がありました。周りにはサぱニティだけではなく、常連さんなど50名ほどいました。それだけこのサぱが愛されていたことがわかりました。
 田中店長の「ありがとうございました」という言葉に、スタッフの方々への労いと利用者としての感謝、そしてこの温かなスタッフの方々にこの地で会えなくなるという寂しさが混じり合い、込み上げてくるものがありました。

閉店のご挨拶
「51年間ありがとうございました」

 その後、山形協会長から38本の白いバラの花束を店長の田中さんに渡しました。泣き崩れるような協会長の花束贈呈に涙がつたいました。

山形協会長から花束の贈呈

 一通りのセレモニーが終わると、スタッフの方々は店内へと入っていき、入口の窓に幕が張られました。この幕が二度と開くことはありません。

幕を取り付けて…
セレモニー終了

 

4.セレモニー後

 セレモニーが終わると時刻は20時近くになっていましたが、私も含め名残惜しい気持ちからか記念撮影をしたり、周囲の人と話したりとしばらくは駒門に留まっていました。嬉しいことに、その場に田中店長がお顔を見せてくださり、最後のアメリカンドッ君を差し入れていただきました。この日私はお絵描きを失敗したくないと鮎沢PA下りで1本、駒門で記念写真用に1本食べたので割と満腹状態でしたが、不思議と3本目のアメリカンドッ君が入りました。後にも先にも1日3本もアメリカンドッ君を食べたことにこの日だけになると思います。

 この貴重な1本をありがたくいただき、駒門PAを後にしました。

貴重な差し入れ

5.閉店を受けて…

 9月26日に閉店のプレスリリースがされてから駒門PAのことを振り返りと色々な思い出が出てきました。私自身日本のハイウェイスタンプをコンプリートしているので、その1つだったこともそうですが、それ以上に思い出したのは山梨に住んでいた頃のことでした。

 数年前、『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地巡礼(沼津)や『あまんちゅ!』の聖地巡礼(伊東)で伊豆方面を何度も訪れていましたが、その道中に立ち寄っていたのが駒門PAでした。周辺のサぱがリニューアルされる中、昔ながらの建物と温かな接客とアメリカンドッ君に旅の疲れが癒され、無事に自宅に帰ることができました。沼津から山梨方面だと通常は国道246号を通りますが、私はこの駒門PAに立ち寄りたいがために沼津IC~御殿場ICの短距離でも東名を使っていました。

 この思い出があるのでなくなるのは悲しいですが、悲しがってばかりいては先に進めませんし、スタッフの方々はもっと悲しい気持ちだったと思います。まずは、駒門PA上りに携わった方々に感謝と労いの言葉をお送りし、駒門PAでの思い出を胸に先に進もうと思います。

 皆様は駒門PA上りにどのような思い出がありますでしょうか。ぜひコメント欄に書いていただければ幸いです。

 それではまたお会いしましょう。

文責:RW


駒門PA上りから東名本線を眺める(新御殿場IC延伸前撮影)


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