How to 鉄サぱ?2
皆様こんにちは。書記の金子です。
過去の記事で「鉄サぱ」に関しての概論を取り上げさせていただきました。
今回は実践編です。関西圏から1泊2日、東海遠征の実録という形で紹介します。
関に臨む
京都から東に抜けると言っても方法はいくつかあります。その中でもメジャーなものは、鉄道に限るならやはり新幹線か、あるいは近鉄特急でしょう。事実、私も名阪間の移動に限っては、最近は「ひのとり」がお気に入りです。
しかし、今回は少し事情が違います。最終的な目的地は別記事で紹介しますが、そこに至るまでに1つ2つ寄っておきたい。
その中継点として、今回は関ドライブインを選定しました。タイムスケジュール的にも、ちょうど昼前に亀山付近に到達する計算が立っていたので、昼食をとるポイントとしても適任と判断しました。
では、どうやって行くか。
そのカギを握るのは、草津線です。
無論、別に加茂から関に直撃しに行っても問題はありません。どちらにせよ関駅へ向かう列車は1時間に1本です。
しかし、今回は、足掛かりに東海道本線が使えること。最初にみどりの券売機プラスできっぷを買う算段がつけられること。過去に京都を経由するルートを幾度となく使っていること。後ろ2つは個人的な事情ですが、これらの要素から、今回は草津線を選定しました。
もちろん、草津線単体を抜き出しても魅力はちゃんとあります。特に草津駅~貴生川駅は通勤路線として機能していますし、そこを越えた甲南駅~甲賀駅のエリアは、音に聞くであろう甲賀忍者の里。頑張れば甲南PAを臨むこともできる、これはこれで絶好のスポットとなりえる場所です(甲南PAに外から入れるという案内がないのが気にかかりますが)。
そんな甲賀エリアを切り抜けて、柘植駅から関西本線に乗り換え。おおよそ15分(駅数で言うと2駅)で関駅に到着。時間はちょうど11時前。
先の地図で小さく映っているのですが、関ドライブインへ向かうにはここから南進することになります。時間にしておおよそ20分。
ここで改めて言うと、鉄サぱでは基本、歩きます。前回の記事では情報と戦略とを取り上げましたが、最後には純粋な体力がものを言ってきます。こういうことがあるので、重装備での長時間歩行だけは自信がありますし、鉄サぱを長く続けていれば嫌でも鍛えられる部分でもあります。
そして、名阪国道の下を潜ると、いよいよ関ドライブインとご対面です。
次の予定を見越して
さて、「関」と聞いて、「関宿」を思い浮かべた人もいると思います。(「関の山」もこの関宿に端を発する言葉だといわれています)
実際、この関ドライブインも、特に外装は関宿をイメージしたものとなっております。上の写真の石柱「おいせみち」も、かつて関宿がお伊勢参りの中継点としてにぎわったこと、そして今も伊勢自動車道に接続していることを表しているのでしょう。
そうした重要地点、そして単純にこの地が三重県であるというだけに、ドライブイン内部「れすとらん関亭」にも松阪牛を使ったメニューが数多く揃います。正直、私もここではかなり悩みました。
しかし。今回はここのためだけに来ているわけではない。ならば楽しみはその時まで取っておく。
これを踏まえて、あえて夏らしく冷たいうどんでさっぱりさせることにしました。暑い時期にはやはりよく締まったうどんの腰が心地よいものです。うどんと言えば、亀山はカレーうどんも人気と言いますし(こちらは過去に関宿自体を訪問した際に食べました)。
そして、簡単な説明のみにとどめますが、お土産コーナーも三重の地産品(もちろん赤福も!)のほか、ドライブインということもあって地酒も数多く取り揃えております。
総じて、道すがら関宿に「行った気に」なるには良いところだと思います。
そして、次の予定を見て、1時前には関駅を出発。どこを出るにも名残惜しいものですが、ここにピタッとはめ込むことこそが重要であり、先の予定を支えるキーポイントとなるのです。
次回は、三重県内でひそかに狙っていたスポットを紹介します。
地図で見るより遠く感じない。そして趣深い。私は「そこ」へ思いました。
参考情報
名阪関ドライブイン 2022/7/3閲覧
関宿を歩く 三重県亀山市の東海道関宿 観光・旅行情報サイト -観光三重 - 2022/7/3閲覧。「関の山車会館」が関宿内にある。
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