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地方の息苦しさ。現状と対応策

先日、NHKの「クローズアップ現代」で、地方を去る女性たち、という特集がありました。
私の住んでいる山形県鶴岡市も、これらの例に漏れずどんどん若い人たちが流出していっているわけですが、都会と地方の両方を知っている身としては、そうだよなぁ、と共感することが多かったです。

現状では、違和感、息苦しさを感じながら地方で生活していくには、かなり個々で工夫するしかないかなと思います。逆に言えば、違和感・息苦しさを感じる人は、出ていって戻ってこないのが普通でしょう。

とりとめもない話になってしまいましたが、この特集で感じたことをお話しました。

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以下はAIを利用して作成した音声配信の要約です。概要を理解していただけるかと思いますが、より詳しく、具体的な内容が気になる方は音声で聞いてみてください!

女性の流出の背景

地方都市から特に女性が流出している現象について、多くの女性からの意見がありました。その主な理由として、働きたいと思える場所が少ないことや、古い価値観に縛られていることが挙げられます。例えば、結婚して家庭を持つことが女性の一人前とされる考え方や、働く環境の選択肢が限られていることが問題です。私の住む鶴岡市も例外ではなく、多くの女性が魅力を感じず、東京や他の都市に移住する傾向があるように感じています。

働きがいのある仕事が少ない

女性だけでなく男性にも共通する問題ではありますが、地方には若い世代の方にとって魅力的でやりがいのある仕事が少ないという現実があります。若者が興味を持ち、挑戦したいと思えるような仕事が少なく、平均給与も低いです。1人暮らしや満足な収入を得るのは難しい状況です。特に女性に対する期待や価値観が低く、看護師や保育士といった専門的な職種、女性が主に活躍する職種以外の一般企業においては、事務や単純作業を期待されることが多いように感じます。これが女性にとって働きがいを感じられない理由の一つです。

女性に対する固定観念

地方では女性に対する固定観念が根強く残っています。女性が家庭を守ることが仕事とされ、結婚して家庭に入ることが期待される風潮が息苦しさを生んでいます。また、鶴岡市でも婚活イベントが「あなたは私の婿になる」というタイトルで行われるなど、家制度、嫁・婿という概念が重要視されていることを示しています。このような考え方が女性の自由やキャリア形成を妨げています。

地方自治体の支援策の問題

多くの地方自治体はUターンやIターンの施策を打ち出していますが、効率的ではないと感じます。外から人を呼び寄せてくることは大切ですが、出ていく人を減らすことも同じくらいかそれ以上に重要であり、地方に魅力的な仕事や多様性のある環境を整えることが必要です。自然環境や食事の美味しさだけでは人を引き留めることはできません。やりがいのある仕事や多様性を受け入れる環境が整わなければ、戻ってくる人も増えません。

私の取り組みと対策

私は自身の税理士事務所において、若い人たちが働きたいと思えるような環境作りに努めています。スタイリッシュな雰囲気を作ったり、給与水準を上げることで、若い世代にとって魅力的なやりがいのある仕事を提供することが重要です。また、私個人としても、自分に合わない環境や価値観から距離を置くようにしています。その一方で、価値観を共感できる人たちと密に付き合うことで、地方でもストレスを感じずに暮らせるようになってきていると感じます。


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