10日め:流血の惨事(鼻血)からの海

子どもがベッドから落ちる

 未明に、真ん中の子がベッドから落ちて鼻血が出るという事件が起きた。子連れ海外旅行で毎度困るのは、寝床がベッドしか無くて子どもが落ちる危険があることだ。日本のように地べたに布団を敷くような文化ではない国では、子どもがベッドから落ちることは無いのだろうか…?今回の旅行でも、子どもをなるべく壁際に配置したり、低めのベッドに寝かせるなど考慮していたのだが、元来の寝相の悪さもあってか対策虚しくこのような結果となってしまった。最初から床で寝かせれば良かったか…簡易マットレスなどを持ち込むべきだったのだろうか…などと今更後悔し、対策を怠った自らを罰しても遅い。かなり鼻から出血しており、私も気が気でなかった。流石に救急車を呼ぶ案件ではないと思われたが、まずは止血し念の為頭を冷やすなどの応急的処置をした。鼻が骨折していないかが気がかりでネットで検索してみたり、脳震盪を起こしていないかなど色々調べた。
 1時間ほど安静にさせて様子を見たが、血も止まって今のところ鼻も腫れておらず、見た目には折れていないようだ。流血した衣類を手洗いし、一息付いた頃に他の子ども達も起きてきた。
 朝食も食べられると言うので、残っていたパンやジュースなどを食べ、万一のことを考えて午前中はゆっくり過ごした。ベッドはもうダメだと判断し、子ども用の寝床はベッドからマットレスを分離して床に敷いて寝ることにした。

ようやく南国の海を体験

 真ん中の子の様子も大丈夫と判断し、昨日に引き続き海に行くことにした。今日は快晴でまさに「青い空・青い海」だった。
 海のさざなみ音と、焚き火の薪の燃える音にはヒーリング効果があると聞いたことがあるが、今日の波はちょうど良いさざなみ音でずっと聞いていられる気がした。足を海に浸しながら、ぼーっと子ども達が遊ぶ様子を眺めていた。本当に海はキレイだった。
 海から上がって水着のままコンドミニアムに戻り、今度はプールで遊ぶ。あまりにも暑い日差しが照りつけていたので、プールサイドの床が熱くなっていて、裸足で歩くとやけどしそうだ。

昼食はフィリピン料理

 昼食もGrabでレチョン(Lechon)というフィリピンの郷土料理(豚の丸焼き)を食べることにした。ご飯と豚肉、ソースが日本人好みの味で美味しい。末の子は遊び疲れて昼寝してしまった。
 おやつの時間に、ハロハロ(halohalo)というこれまたフィリピンでおなじみのスイーツ(アイス)を食べよう!となり、Grabで運んでもらう。連日Grabのデリバリーのお世話になってしまっている。Ubeアイスという紫芋のような色をしているアイスだ。1カップ345₱で、かなりのボリューム。

連日Grabでデリバリー三昧

 連日Grabを利用してみて、本当に便利だと思った。日本ではデリバリーのお世話になったことはなかったが、フィリピンではタクシーもGrabのほうが通常タクシーよりも支払い面で安心だし、フードデリバリーも支払い面や利便性の面でもとても助かる。拠点としているコンドミニアムから遠い店舗のものでも、Grab加盟店であれば(一部メニューに限られるが)利用することができる。本来であれば旅行中店舗に行くのも楽しみの一つであるが、今回は子ども達を引き連れて歩くのが一苦労だったので、Grabのお陰でフィリピン料理を家にいながら楽しめたのは本当にありがたかった。デリバリーの料金もそこまで高くなく、宅配された料理の状態も良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?