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シナリオライターとしての履歴書
今年の目標のひとつに「シナリオライターとして食っていけるようになる」という項目があります。現在は残念ながら副業の範囲。まあ正直生きることに精一杯だったのでしょうがない部分はある。メンタル病んでるとかじゃなく、フィジカル方面。睡眠や体力温存が最優先でした。
そもそもなんでわざわざ「書く」ことを選んだのか。
普通に生きてたらなかなかそういうチョイスにはならんよね。
そしてここまでの道のりを、お金的な話も含めてざっくりとお話ししようと思います。
How toじゃないよ。それはむしろ私が知りたい。簡単な活動履歴と、これからこの道に入ろうとしている人向けかもしれないきほんのきみたいな話です。
私は元々、子供の頃から小説を書くのが好きでした。一次創作からはじめて、ある程度育ったら二次創作をやって(おたく故、、)と、まあずっとなにかしら書いてきた人間です。
書こうと思ったきっかけは好きな映画や本の展開を「私ならこうするなあ」という妄想をしはじめたから。
そもそも親の影響で本をよく読む子供であったのが大きい気はします。
おたくの素質がありすぎる。親は別におたくじゃなのに。
小説を書くのが好きだ。一応これも技能だと思う。そう考えることはあっても、「ならばそれがお金になるのでは!?」と突っ走ることなく生きていて、それで食べていけるようになりまいなあと思ったのはここ数年の話。
こちらのきっかけは、一度にたくさんの、良質の物語に触れたことだったかと思います。ピュアじゃねえの、、!
しかしながら「物語」をお金にするには能力も経験も足りません。今は色んな媒体があるので昔よりは間口も広がっているような気はしますが、「書く」仕事の中ではハードルが圧倒的にハードルが高い。
というわけで、経験値と実績を積む、という目的から、まずはクラウドワークスに飛び込みました。
動画シナリオライターの入口として「ゆっくり解説」を選んだ方、多いのではないでしょうか。あれです。あれからやりました。今はずんだもんのほうが流行り?
とにかく雑学や歴史、オカルト系を中心にゆっくりしていってねと叫び続けたわけです。
応募先を決める基準は
□少しでもかじったことのある、興味のあるジャンルであること
■文字単価1.0円以上
□トライアルが安すぎないこと
■画像選定なし
この4つです。
まず、興味のないジャンルは普通に続かない。たぶん何も身につかない。知識ゼロはさばききれない気がする。(完遂の自信がない)
この判断は正しかったですね。理系ジャンルはどんだけ調べても「何言ってんだこの人」って感じで、なーんもわからんかった。わかってないことをわかった風に解説すんのはしんどいです。
そして文字単価。時給計算したらえぐいことになるので1.0円以下の案件は受けないと最初から決めていました。
解説系のシナリオはリサーチが必要になるので、単純に時間見積もりの倍はかかると考えて良いと思います。
私は深掘りと裏取りがしつこいタイプだったので余計にかかりました。正直1.0円でも安いぜこれ。
でも興味あるジャンルの調べ物は楽しめるし、知識として身につくのでよしかなとは考えていました。
逆に興味ないとリサーチがしぬほどしんどい。
トライアルについてはかならずそうというわけではないけど、高単価を謳った募集でものすっごい低いトライアル報酬(相場よりだいぶ低い)が設定されてたらまあ詐欺かなあ〜と疑ったほうが良いです。安値で巻き上げられて不合格コース。
最後の画像選定についてはただ、なんかうっかり権利侵害したら責任取れないなとか、使っていい、ぴったりの画像探すの普通に手間、という理由からでした。今なら普通にできるかも。めんどいけど。でもそこまでライター責任なら正直単価上げてほしい。
解説動画のシナリオは、リサーチ含め8時間から10時間くらいかけて1本ってペースでした。不慣れなこともあったけど、前述の通り私はかなり裏取りをしていたので。(嘘言ってたらいやじゃん。それ指摘されても責任とれないし。)
1本あたり5000文字~8000文字×1.0円=5000円~8000円
時給換算1000円以下。
私、思いました。
「いつか搾取する側になってやる」と。
今自分でYouTubeチャンネルを立ち上げようとしているのですが、そのやる気が沸いて出たのはこの時芽生えたこの気持ちが元になっています。かなり初期やないかい。
まあ「搾取」という物騒な単語を使ってはいますが、ようは「いつか発注側になるぞ」と思ったってこと。自分が発注側になるときは価格設定ちゃんと考えるぞっていう意味です。相場を見ながらですけど、少なくとも自分の受注基準は発注側になっても守りたいなって感じ。
文字単価については正直難しいとこはあるよね。今でもココナラの設定に悩んでいる。「自分の文章にどれだけの価値があるのか」なんて正直自分じゃわからん。だから、経験のない若葉マーク時代は自信のなさ、経験欲しさから「とにかく安くてもいい」って0.5円とかの低単価にくいついてしまう。
私はとりあえず、「わかりやすくまとめる、説明すること」やコミカルなやりとり、基本的な文章力にはなんとなく自信があったので1.0円基準は守り続けました。
ちなみに今は解説系動画のシナリオはやってません。割にあわないし、私が書きたいのはあくまでも「物語」だったので。
でも経験としてはやってよかったなって思ってます。学びは大いにあった。
そして次の章。
ゆっくりしていってね!!!をある程度こなした私は、「物語が書きたい」という欲を満たすべく「ホラー」や「怖い話」「恋愛系漫画動画」のシナリオライターに応募しはじめます。
他にも短編WEB小説だったり、アプリゲームのシナリオだったりのお仕事もありました。
恋愛系は得意ジャンル。ホラーは好きだからで受けたのですが、まあホラーはほぼほぼ向いてなかったです。私のホラーはこわくない。ホラーとエロスは特殊技能。でもリサーチの時間がかからないので時給1000円ライン内に全然収まるし、いいクライアントに恵まれ文字単価もお高めで案件いただけました。
よく見かける「スカッと」系は全然触ってないです。スカッとでスカッとしたことがなかったので絶対向いてないだろっていう判断。たぶん正しい。
クラウドワークスのほかにもシナリオライターとしてあちこちの会社に登録をしているのですが、この時期、そのあたりからもちょこちょこお声がけをいただくようになります。
ソシャゲのキャラクターシナリオだったり、外国語作品の二次翻訳だったり。文字単価も高く、本来のやりたかったことはそのあたりだったので、めっちゃくちゃ嬉しかったです。これからもそういう仕事増えたらうれしい。ください。(強欲)
とまあそんなかんじで。これまでの私の仕事歴をまとめるとこうです。
実績公開okのことがすくないので純粋に数だけ。
・解説動画シナリオ(歴史、サブカル)×37本
・ホラー系解説動画×5
・朗読怪談 シナリオ×1本
・Webサイト用短編小説×1本
・ホラー系ノベルゲームシナリオ×2本
・恋愛系ショートショート漫画シナリオ×59
・時事ネタトークショートショートシナリオ×15
・アプリゲームキャラクターシナリオ×1本
・二次翻訳
・恋愛系Youtubeシナリオ×28
・女性向けゲームシナリオ×1
2022年7月からの合計、あくまでも副業としての活動となります。
ここ一年くらいは体調がバグったせいで本業でいっぱいいっぱい。応募や営業といった活動を全くしておらず、はたから見ると半休止状態でした。受け身の募集はしているのでひっそり…お小遣い程度の活動ぶりです。
しかし!今年の目標はライター業で生計を立てること!!
Youtubeチャンネルの開設と同時に、シナリオライターとしての活動も精力的にやっていきたいなと思っている次第です。
パソコンは!強くなった!!(※おんぼろパソコンから動画編集できるくらいのパソコンにパワーアップしました)
俺も!!つよくなる!!!!!(尚現在風邪をひいている模様)
お仕事案件なにかありましたらプロフィール欄にあるリンクからお声がけください。
ほんで、とりあえずはYoutube、どうにかしなければ。
そのあたりのお話はチャンネル始動したらぼちぼち書いていこうと思います。