労務の業務改善の難しさ
こんにちは。
9月も半ばになり、多少過ごしやすい気候になってきましたね。
さて昨日アップいたしました記事にて、業務改善の必要性を簡単に記載をいたしました。
とはいえ、ただの一部だとしても今までの業務を変えていくのは容易ではないですよね。少なからず勇気が必要です。
また労務(人事)の仕事は人気かつポジションも少ない、また専門知識も必要なため、どうしても経験者採用が増えてしまいます。
当然その結果、昔からの手順の踏襲や無難な方法での処理が多くなってくるのも宜なるかなというところでしょう。
まあ上記は私がこれまで労務の従事してきた中で主観的に感じているきたことの一点ですが。
まあそれはいいとして、こちらをご覧いただいております人事や士業事務所の皆様の大半の方におかれましては、給与処理等の労務業務を行う上で「給与計算システム」等を使用されているかと思います。
ただ現状、給与計算システムだけで完了することは中々ないのではないでしょうか。たしかに法定関係(社保・税等)はもちろん、法改正関係もシステムでカバーできます。システムがあればこそ大幅な工数減とミス減を実現できてきました。
しかし賃金規定が各社各様であるが故、システムだけでは包括的に対応というのは現状中々難しいのも事実、おそらく皆様も別途チェックをされているのではないでしょうか。
私ももちろんそうです。そして多くの方が首肯されるでしょう。
(まあそのチェックが給与計算業務の醍醐味であり上の見せ所でもあり、個人的には好きだったのですが。)
ただ普通は負荷のかかるところでもあり、最も責任のかかる作業です。
とはいえ極論、どれだけフローを間違えていようと、そのチェックで誤りを全て見つけ、正しいお給与を支給できればそれでよいのです。
ただそのチェックがアナログになればなるほど、効率悪化や品質低下につながってしまいます。
ミスをすれば当然従業員様からの叱責へとつながります。
特に社労士事務所様におかれましては、金銭が絡んでくるため一層負荷がかかることでしょう。(業界における離職率の高さは私もよくよく存じ上げております。)
でも何度も申しますが、それを打開できる人材は転職市場では限られています。労務における豊富な知識と改善知識、そしてクリエイティブ性、これらが求められます。
仮にいたとしてもその能力のある人材は目の前の実務を任せられてしまうものです。
私はそのような事業所様や士業事務所様のお役に立ちたい、その一心から改善業務の代行を行おうと起業をしました。
私もご覧いただいている皆様のご苦労は痛いほどわかります。
ミスで叱責されることはあれど、「あなたのお陰で給与が今月も支払われた!あなたのお陰で生活ができます!」のように感謝されることなんてない上、難題をミスなく毎月を過ごし、12か月間維持し続けなければならないですよね。
色々と羅列いたしましたが、執筆は定期的に続けていきたいなと思っております。
何卒ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。