家は命を守るものであってほしい
映像を見るたびに
被害を受けている住宅の瓦屋根と屋根そのものの面積がかなり大きい印象を受ける。
土地も広くて大きな家が多いことと、やはり
和瓦の重みは相当だろうと思う。
また、1階がビルトインタイプの車庫の家は
開口部が大きくて耐えられずということか
倒壊の確立を高めているような印象を受ける。
車が必要な地域ではひとり1台という割合で自家用車を所持しているので、ビルトインタイプの住宅が多いことも想像できる。
旧耐震基準は10年に1度程度の震度5の地震に耐えられるとされている。
ここ何年か見ていても震度5強はあちこちで
観測されていて、10年スパンというのも
かなり怪しい。
新耐震基準は震度6とか7に耐えうる構造とされているけれど、地盤が軟弱だったり、
熊本地震のように震度7が2回も来たら
ダメージはかなり大きくなるだろう。
ビルトインタイプの車庫を設ける場合には
門型フレーム工法などであらかじめ補強して
置くことの重要さも感じる。
これから家を建てるのなら
性能評価制度の耐震等級の最高等級である3等級は必要だろう。
震度7の地震に耐えられればひとまず何とか
家を失わなくて済みそうだ。(かもしれない)
多少ダメージを受けても補修と補強工事で
乗り切れるかもしれない。
我が家は2×4構造なので比較的耐震強度はある方だと思うが、築年数も20年は経っているので、経年劣化も含めると建築当時の強度は望めないだろう。改めてちょっと心配になった。
最近は省エネと耐震性能の等級を満たしている
長期優良住宅を標準仕様で販売している住宅会社もだいぶ増えてきている。
建て直す時はマストで検討&対応したい。
通常より高くはつくが、命を守る安全への投資と思えば高くはないだろう。
災害が起きたときに、可能であればできる限り自宅で非難生活ができることが望ましい。
家は命を守るものであってほしい。
と常々思う。