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【発達障害と向き合うブログ】#06 失敗だらけの引っ越し|モヤモヤした時期|

転校

中学受験が激化する都心の環境に
少し馴染めなかった私たちは、
息子が5年生になった夏に
都心から少しだけ離れた
郊外へ引っ越しました。

まだ発達障害だと気づいておらず、
神経質な姉とは違い、
マイペースな息子ならどこに行っても
大丈夫だろうと思っていたのです。

転校した学校は、真逆の環境で
今まで少人数だったクラスメイトが
ここにきて一気に4倍も増えました。

子供達のノリも全く違っていて、
活発な子が多く、
とにかく、うるさい・・・
どこの教室からも騒がしい声が
聞こえてきました。

大丈夫かな?と不安な気持ちで
数ヶ月を迎えたある日、

ちょっと休みたい

と、言いはじめたのです。
理由を聞くと、
教室が騒がしくて
頭が混乱するから、
休憩したいと。

新しい環境の疲れかな?
1日休んでリセットできるなら、
それもいいかと許可しましたが
この周期が月一くらいで
来るようになりました。

息子の頭の中で消化できず、
蓄積されたこのモヤモヤは
思春期に入ると大きなしこりとなり、
爆発することになります。

ミニバスチームへの入部

バスケットに興味を持っていた息子は
近所のミニバスチームに入ることに
なりました。

ここでもまた厳しい環境に直面します。

入ったチームは強豪チーム。
コーチは昭和の鬼軍曹。
同学年のチームメイト数人は、
口が悪くて茶化すタイプ。

ちょっとミスでもしようものなら

お前、ボール触るな!

もう、シュートするな!

と怒鳴られる始末。

失敗を茶化され、
小馬鹿にされ、
入ったばかりの時は
チームの雰囲気は最悪でした。

引っ越した先が
息子にとって
試練の場所になるなんて・・・
私は自責の念に駆られました。

近くに川もあり、
自然いっぱいの場所なら
休みの日には友達と川で
魚釣りもできるだろうと
夢を抱いていましたが、
息子にとっては、都心でも何でも
慣れ親しんだ友達のいる環境の方が
幸せだったかもしれません。

環境の変化がどれだけ
発達障害の子にストレスを与えるのか
後で知ることになりますが、
この引っ越しを失敗ではなく、
後の糧になることを祈りたいです。

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