CIID Winter School Tokyo ServiceDesign Day2
こんにちわ!はじめまして、株式会社リブセンスのデザイナー、ゆいです。
都内でデザイナーとして働きつつ、兼業で画家になりたいです。UIUX設計したり、休日は絵を描いたり、最近では少しずつ英語の勉強したりしていましす。
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イラスト、落書き:インスタ:@n_m_yy
さて2日目です。
1日目はフィールドワークで自由解散だったので、感想のヒアリングから始まりました!
FIELD WORKの感想
挙手式で感想を共有し合いました。
体験をシェアするメリットだと思った点
- 追体験できる
- ナレッジ共有ができる
- 他のチームが大事に思う観点がわかる
ここからが今日の本題です!
インタビューの棚卸し - Downloading your research
昨日取ったメモや記憶を付箋に起こす作業。これはおそらく情報を俯瞰して見るためだと思います。付箋の優位性に関しては(聞き逃していなければ)特に説明がなかったので私の見解を後述します。
色別に、聞いたこと・見たこと・それらへの考察を書き出しました。
私はメモを取ることと声・話の内容に集中力が偏ってしまい、あまり観察ができていないことに気づきました。ラジオっ子だから、もあるしそもそもこの図を描く作業の弊害かも。
次にエンドユーザー(ターゲットユーザー)とその関係者の洗い出しを行いました。聞きたい内容とインタビュー対象者がズレていないかは頻繁に確認が必要です。
この作業に限らず、誰かが出した意見を付箋で見て、更に自分の考えを発散していくときはとても楽しい瞬間です。付箋を出すタイミングを固定するよりも、発散しきることが大事なのでどんどん付け足して方がいいと思います。そして自分の意見はなるべく自分で書いてください!切実なお願い。
デプス・インタビュー - IN-DEPTH INTERVIEW
インタビューの具体的な手法を7つほど教えてもらいました!
- 観察:まず対象者を目の前でじっくり観察してから事情を聞いてみる
- 専門家のみに聞くとバイアスがかかる
- カードを用意し優先順位順に並び替えてもらう。追記もしてもらう
- 気を反らす箸休めを置いておく
おそらくあと2つほどあったんだと思いますが、めっちゃ情報量が多く聞き逃してしまいました。どなたかわかったら共有お願いいたしますmm
(話の中に気になるポイントがあると考えが集中しちゃうので、こういう事がよく起こります。)
オブザベーションの話は以下の本の冒頭に出てきた話に似ていたので一応共有します。
一通り座学を受けると、すぐに実践の時間。私達は「何やってるんだっけ?なんの作業をすればいいんだっけ?」とやや迷子になりましたが、すぐに同じ机で経験者らしきクックパッドのお姉さんが助けてくれました。本当にありがとうございました〜〜!
質問作業を見直しCard Sortingの準備を短時間で行い、下のフロアで待っているインタビュー対象者のもとに行きました。インタビューをさせてくださったCIIDのスタッフのお姉さんは、個人的な話をたどたどしく根掘り葉掘り聞いてくる私達に、とても親身になって回答してくれました。
私にとっては初めてのデプス・インタビュー。初体験が成功体験かどうかで今後の意欲が大きく変わるような気がします。本当にありがとうございました。これを改良し、不快な思いをさせずに、深いことを引き出せるようになりたいです。
お昼をはさみ15時にクラスに戻り、すぐにインタビューの共有をしました。デプス・インタビューの内容も、インタビューの棚卸し(Downloading your research)を行い付箋化作業。内容をコンビで整理し同じ机の4人で共有します。
チームでのグループ - Clustering & Themes
ここまでコンビで作業を行っていたのですがここからいよいよ4人一組での作業開始です。膨大に広がった付箋(おそらく200枚ほど)をグループ化していきます。「グループ化」は癖で使ってしまう言葉で、CIIDでは「クラスター化」と呼んでいました。
クラスターはモチベーション・感情でくくります。この作業を1時間ほど行いました。今まではひたすら発散の作業でしたが、ここから収束の作業です!
デザインシンキングを始めた当初、収束が苦手でしたが当時の恩師に「だんだん楽しくなるよ」と言われ「絶対ならない」と思っていました。やっと最近楽しいです!
そういえば、私達コンビは「食べ物と栄養」で付箋を出し、同じ机の別の2人コンビは「乗り物」で付箋を出しました。当初は違うテーマなのでどうやって扱うんだろう?と不思議に思っていましたが、クラスター作業では主テーマの「老いと健康と改善」が見事に深堀りされ、多面的な意見を扱うことができ、とても気持ちよかったです。今まで、先の見えない作業が一気に光に溢れた瞬間でした。
この多面的視点と収束体験は大変興味深かったです!
インサイト - Insight
インサイトは「人を動かす隠れた心理」や「洞察」「物事を見抜く力」を指します。デザインシンキング頻出カタカナ単語です。
インサイトのポイント
- 1文で誰もがわかるような文章にする
- インサイトはやり切れば強力な説得力がある
- たくさんの情報(付箋)を整理するもの
- 個人が気になったポイントから拾う
- グループワークだと流れてしまうので個人ワーク推奨
12分ほど個人ワークをし意見を簡単に出し合ったところで本日のワークは終了。他の方は付箋の前で立ち返りながらインサイトを出していましたが私はバテてしまい座って作業しました。お互いの意見からインスパイアされてとても良いと思いつつ、疲れて脳がとろけていたので処理できず。
インサイトは一旦物理的・心理的に距離を置いてからのほうが出やすいそうです。よく寝ます!お疲れさまでした〜〜
今日の感想
今日は自分の思い込みから作業にバイアスがかかってしまったかもしれません。インサイトに関して、グループ化したクラスターから更に抽象度を上げるのかな、と思っていました。しかし今回は「個人の気になる事柄を中心に拾いインサイトにする」作業でした。
デザインシンキング体験が2年前くらいなので忘れてしまいましたが、そこまで個人的な気づきにフォーカスしたことがなかったような…?私の理解不足(もしくは思い込み)なのか、本当にやり方が違う・考え方の違いなのかはわからず。ちょっと消化不良な気持ちです。
最後に:なぜ付箋を使うか?
CIIDから教わったことではなく、これは個人的に補足として共有したい点です。なぜわざわざ付箋を使うのでしょうか。
海外の写真素材などで見ると、見栄えが良くかっこいい・おしゃれなイメージですよね。でもおしゃれのためではなく、以下の理由で付箋を使っています。
付箋を使う主なメリット
- ログとして残せる
- すぐ丸めて捨てられる、安価
- 移動できる、貼れる
- 全体を俯瞰して観れる
- 手を使うので脳が刺激される
- 1枚の中に要点をまとめられる
とても優れたツールですよね、発散と収束をチームで行う作業にはぴったりです!今日は昨日よりもへとへとなので寝ます。
3日目はこちら(2020/02/18追加)
いいわけ:2日目の記事はレポートと感想が混ざっていて読みにくく恥ずかしいのですが、臨場感として推敲せずに置いておきます🙇
サポートしてくれたら嬉しいです。書いてる間のコーヒー代にしたいです。