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atama plus meets “Design Systems” - デザインシステム構築奮闘記② -

こんにちは!atama plus UX/UIデザイナーのヌマタ @n_m_ta です。

私たちは現在、デザインシステムの構築に取り組んでいます。この連載は、スタートアップのインハウスデザイナーたちがデザインシステムを1から構築する様子をレポートして、参考にしていただければという趣旨ではじめました。

前回はデザインシステム構築に至る背景をお伝えしました。
今回は、デザインシステムの検討〜会社全体への共有までをお伝えしたいと思います。
※2018年末の話をします

デザインシステム、参考資料少なすぎる問題

さて、デザインシステム構築に着手し始めた私たちですが早速最初の壁にぶつかりました。
そう、ネット上にデザインシステムに関する資料がめちゃめちゃ少ないのです...!特に少ないのがプロセスの話。デザインシステムとは何か、という記事はわりと見つかったのですがプロセスに関する記事は全然ありませんでした…。(※2018年末の話です)
そんな折、デザインシステムをその構築プロセスから包括的にまとめられた『Design Systems』の日本語訳が年末に出版されるということを知りました!(発売からちょうど1年ですね…)

designsystems発売

その本を教典にして、デザインシステム構築への道を歩みはじめたのです!

冬休みの宿題

まずは「デザインシステムについて深く理解しよう!」ということで、私が先行して全て読み、大事なところをピックアップして、デザイナー全員に共有する形で学んでいきました。導入する上で大切にすべき考え方や、プロセスがまとまっており大変参考になりました。実際この経典通りに構築を進めていますし、今でもたびたび立ち返って読み参考にしています。

ふせんがいっぱい

プロダクトオーナーに相談だ!

デザイナー間で共通認識を作ったあと、いざ進めるためにプロダクトオーナーとのミーティングをセットしました。話したことは大きく3つあります。

POと話したこと

①なぜデザインシステムを構築するのか意識合わせ
経典の148〜154ページを参考に世でのメリットをまとめつつ、atama plusでの課題感、メリットを話しました。(詳細は前回の記事をご覧ください!)

構築の理由


②デザイン原則→機能パターン→認知パターンという進め方の共有
実際に取り組みたいことの例をイメージできるように共有しています。

進め方

③誰をいつ巻き込んで進めていくのか相談
今回デザインシステムの取り組みは、デザイナーからの発案です。デザイナーだけで決めてエンジニアに押し付ける形では、使われないデザインシステムになってしまうという懸念はありました。特に命名は「デザイナーが勝手に決めるものでもなく、実装上の名前をそのまま採用するものでもない」と経典に書いてあり、一緒に考えていかねばなりません。一方でリソースは有限です。
ひとまず、頭出しは会社全体にした上で、デザイン原則はデザイナーのみで決めよう、機能・認知パターンは都度都度関係する人を呼んで一緒にやりましょうということになりました。

社内全体共有へ

社員全体が参加する会議で、デザインシステムの紹介をする時間をもらいました。今回の施策をすすめるにあたっては、デザインシステムがどうプロセスの改善に繋がるかということを、自分たちの言葉で説明することにこだわっています。

エンジニアのメンバーにも「興味ある」と言ってもらい、ひとまず必要性は伝えられたかなと思います!

次回は、デザインシステム構築奮闘記③ - デザイン原則を作ろう - をお送りする予定です。


atama plusのことをもっと知りたい!という方は、以下のスライドをご覧ください!


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