御曹司
長女が、立て続けにどら焼きばかり持って帰ってくることがあり。これがどうやら、家内の情報によると彼氏のお土産らしくて。
家内と二人で、彼氏は、お菓子屋さんの息子なのだろうと推測をしてみた。
また、これがたいそう美味しくて。私は凄く気に入ってしまった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
食べきれないくらい持って帰ってきてくれるね。
どら焼きというのは生ものでもあるので。3日はもたないだろう。常識的に考えると。
一番最初に持ち帰ってきてくれたときは、家内が出張で長女も外泊していて。家に残されたどら焼きが、ちょうど10個あった。
ミニどら焼きとは言え、2日で10個は、食べ過ぎだ。
私の口から、ヘルプの声が漏れた。
ドラえもーんっ!
……
来るわけないか。
なんのはなしです果。
私は、曲がりなりにも、フードロスハンター(注1)である。
だから、食べ切った。
ちょっと前の、そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、聞きたい?聞きたい?彼氏、お菓子屋さんの御曹司だったか、どうだったか。
私は、一応、めちゃくちゃ興味があるかのように、聞き返した。
え?御曹司なの?老舗お菓子屋の?
家内は、静かに言った。
違うって。
……。
聞いたからには、倍返し。笑
今宵は、釈然としないまんま、倍返しのマッサージに勤しもう。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
以前、私も参加していた、ヤスさんの企画の66日ライティングランニング。実は、第二弾が発動することが決定した。
66日続ければ、それはその人の習慣となるらしい。
今回の企画は、ちょっと変更点がある。スタート日とゴール日が決まっている。途中参加は不可なのである。だから、事前に広く告知が必要だということで。私もヤスさんの片棒を担ぐことにした。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。
コジ、参加するかどうかわからないけれどね。「追放」って、コジ、ビビりだもんね。笑
概要は、以下の通り。
無事完走したら、完走者しか入れないマガジンへの招待がくるはずだ。さあ、みんなでこの、66日ライランに参加してみよう。