カツ御膳
次女H(注1)は、今週の末に、結構大切な試合を迎える。恐らく交代が告げられないと、試合にはほぼ出ないのだが、その試合に負けると最下位に転落するらしい。
それを恐らく知っていたのだろう。職場の上司が、昼休みにご飯に連れて行ってくれたという。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
こういう、周りの人の気遣いが有難いなぁ。ほんとうに。涙が出てくる。
Hは、マイナースポーツの実業団チームに入った。自分の実力は、本人が一番よく知っていて。ベンチ入りするのがやっとだ。
辞めようか、続けようか。その逡巡の毎日だという。
そんな娘だが、職場の先輩が、凄く優しくしてくれていて。ホーム開催のゲームには、退去して応援に駆けつけてきてくれた。本人は、出場しないにも関わらず。
みんな、それぞれの生活がある。人生がある。やりたいこと、やらねばならぬことらたくさんあるのだ。
そんな中、天気も悪いのに、貴重な時間とお金を使い、わざわざ足を運び、声出し、手を振り、応援してくれる。
なんと有難いことだろう。感謝してもし切れない。
今週は遠征試合で。応援にはいけないけれどと前置きされて。チームが勝つようにと、願掛けに、カツ御膳をごちそうしてくれたという。
この写真。眺めているあいだに、滲んで、とうとう見えなくなってしまった。
家内も同じ感想を持っていて。二人でスマホの写真に、拝んで手を合わせた。
さて、週末は遠征だ。願掛けの徳を積むために、マッサージの自主トレ(注2)を申し出た。
マッサージをすると、家内は上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)Jとは、我が家の長男のことである。呼称は、Jとしようと思う。長女は、M。次女は、H。こう、しよう。
(注2)私は、家内のマッサージを、よくする。家内に促されずに、自らの申し出で家内のマッサージをすることを、自主トレと、勝手に呼んでいる。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。