リキ日記_暗幕
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
先週、リキが時々、空腹に耐えかねて、暗幕をかけないうちに巣箱から出てきてフライングでエサを食べ出すのだという話を記事にした。
特段、暗幕をしないとエサを食べてはいけないなどという面倒な決まりを作っているわけではなく。単に、リキが臆病で、暗くしてあげないと安心して巣箱を出られない質だというだけで、別にフライングでも何でもないのである。本来。
暗幕というのは、こういうものだ。長女が前に住んでいた自宅の小窓につけていた、遮光性の高いカーテンである。大きさがケージを覆うのにちょうどいいので、暗幕として使っている。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
暗幕をしないと巣箱から出てこないのは、コジがリキを甘やかしたからだと、さっちゃんにも、Jにも言われたが。
うむ。
私は、どうも、リキには過保護だと、我が家では叱られることが多いな。
ハリネズミというのは、ネズミとついているものの、本当はモグラの仲間で。夜行性で、暗い、狭いところが好きで。そして、臆病であまり人に懐かない。
元来、そういう性質なのである。そして、もちろん、個体にもよるが、リキは、特別に、警戒心が高く。臆病なのである。
リキにストレスを与えたくない私は、できる限り早くエサを食べさせるために、リキのケージに、暗幕をつけるのである。
リキには、できる限りの過保護を今後もしてあげるつもりだということを誰かに語ろうとしたのだが…。
家内は、夏のプロジェクトに参加するため、先日から家を空けている。今回は、不在期間が長い。8月の末までは都心のホテルで泊まり込みになり。帰宅するのは、日曜日の深夜で。月曜日の午前中には、また、出ていくのである。
日曜日の夜は、入念にマッサージをしよう。そう、心に決めている。
昼間の、家内とのやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
磯貝さんの絵、CGは、独特の世界観があり。磯貝ワールドと勝手に呼ばせてもらっている。ちょっとエログロである。どことなく和風なことが多く。そして、私の好きな妖怪のテイストが盛り込まれているように感じる。
恐らく、好き嫌いがあるだろうと思う。人によって。私は、こういう独特の、異形の世界。好きなのである。
てるとさんの記事は、私のような若輩者が言うのも憚られるが、よくできているのである。ちょっとした時事的な話題や身辺雑記で導入して。その後、ミニチュアの創作の話に入り、そして、結びのオチになる。なおかつ、短い文字数で読みやすい。
こういう、端的でよくできた読みやすい文章を書きたいものだと思っては、いるのである。だが。私の場合、雑念が多すぎて。そして、気分によって饒舌にもなり。なかなか、読み易い文章が書けない。
まだまだ修行が足りないのである。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。