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Photo by
ikka_kojinishida
はじめての下克上【ショートショートnote_66/創作】
家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
今回は、次女に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。
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それでは、本編にまいりましょう。
次女のお題から。
本編、「初めての下剋上」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
東の魔女のトッチャンは、侍従長のシジに、高難度のミッションを常に与えている。
トッチャンはせっかちで。時にすれ違う。だが、シジが反抗をしたことは未だ皆無だった。
ある日、トッチャンが詰めた。
あの件、まだコンプリートせぬのか?
シジがこたえる。
いま暫くお待ちを。
トッチャンは、こう、次いだ。
次の指示が待っているのだ!
シジは、初めて抗ったが、慌てて日本語にならなかった。
席は、ボンジョビにあり!
今回のミッションは、ボンジョビのライブチケットをゲットすることで。シジの狙いはSS席だった。
トッチャンは、俄に理解して問うた。
なんと。で、A席か?
シジは、控えめに言った。
さにあらず、残念ながら、S席にございます。
トッチャンは、続けて指示した。
なんと!良い席ではないか。連席で押さえよ。
お主と行くことにする。
シジは、暫し躊いだが、直ぐさま席を手配し。二人仲良く熱狂し、ライブを楽しんだそうである。
シジの、初めての下剋上は、こうして未遂と帰した。
☆ ☆ ☆
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。