恥ずかしがり屋の注意報【ショートショートnote_45/創作】

家内が私を追求するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。

ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。


今回は、次女に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。

またまた、難題ばかりだ
恥ずかしがり屋の注意報、だな


それでは、本編にまいりましょう。

では、次女のお題から。

本編、「恥ずかしがり屋の注意報」、約410字を、どうぞ。


☆    ☆    ☆


リトルkojuroは、数々の困難なミッションをこなしていく未来の人型エージェントロボットだ。数々の過酷なミッションをコンプリートし、なくてはならない存在だった。

だが、突然、天気予報部への異動を自ら申し出た。

本部の幹部らは驚愕きょうがくしたが、期間限定で許可を出し、お笑い芸人、いわしがMCの番組に出ることになった。

超高性能AIにとっては、天気予報は容易たやすい。いわしとの掛け合いもなかなかのもので。リトルkojuroも、日に日に人気が出てきた。

そしてある日、一通のファンレターが届いた。いわしがちょっとからかった。すると、リトルkojuroが、少し顔を赤らめた。

その表情の変化を、いわしは見逃さなかった。

「恥ずかしがり屋の注意報!噛むぞ、あいつ!」

予想通り、リトルkojuroは、なんと、ほんの少し、言い間違いをした。

いわしが言った。

「あいつ、まるで人間やな。」

それでもリトルkojuroは、自分に途轍とてつもない奇跡が起きていることに、まだ、気づかずにいた。


☆    ☆    ☆



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集