
帝国ホテル
家内は、深夜早朝に動く必要があるプロジェクトで、都心のホテルに滞在している。
もうそろそろ、そのプロジェクトも終わりに近づいてきたのだが。少し前に、粋な計らいをしてくれたことがあったので、そのことを今日は、書こうと思う。
粋な計らいとは、家内のホテルから比較的近くに存在する帝国ホテルのモーニングを、子供たちも含めて一緒に食べようと誘ってくれたのである。


料金は、ひとり6000円弱と高い。そして、帝国ホテルは、来春あたりから、大改装の時期になり。ここかしこを閉鎖して改修工事に入り。全部が出来上がるのが、2030年らしい。
だから、モーニングを今の場所で、家族で食べられるのは、もう無いからということで、次女は独立して離れて住んでいるところ、長男、長女と家内と私の4人で食べることになった。
長男と長女は、シフトで休みの水曜日。私は、いつもよりも少し早めに起床して、都心に向かった。
私は、出勤前だったのであまり時間は無かったが、普段は食べられない、貴重な、しっかりした朝食を食べることが出来た。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
これはいわゆる、一生の思い出だな。
ほんの短い時間ではあったが、いつか、思い出すことがあるだろう。この日を。
そう、思った。
そんなこんなの、楽しかった夏の思い出話を家内としようかと思って振り返ると、空のソファーが、ただ、笑っていた。
家内は、夏のプロジェクトに参加するため、実は、先日から家を空けている。今回は、不在期間が長く、8月末までは都心のホテルで泊まり込みになり。帰宅するのは、日曜日の深夜で 。月曜日の午前中には、また、出ていくのである。
日曜日の夜入念にマッサージをしよう。そう、心に決めているのだが、この前の日曜日と明日の日曜日は、最後のかき入れ時で、忙しくて帰宅できないのである。
少ーしだけ。ほんの、少ーしだけだが、残念だ。
昼間の、家内とのやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。


■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。