シン
4月の下旬から、こんなメニューが、マックで、出ていて。
このメニューは、2つとも制覇した。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
太りすぎのコジには、ハンバーガー、あまり良くないと思うよ。
もちろん、この商品、映画の、シン・ウルトラマンと、コラボレーションしている。そして必然的に、映画を観にいくことを考えた。もしも一緒に行くとすれば長女だが、さて、興味があるか、どうか。
ウルトラマンは、私たちの世代には人気があったが、長女は、それを、全く知らない。同じような感覚になるイメージが湧かない。
私からしても、そうなのだから、長女からすると、もっとだろう。
だが、ゴールデンウイークに長男が、ボソリと、教えてくれた。
あいつ、シン・ウルトラマン、観に行くって言ってたよ。一緒に行けば?
そして、話しかけたのだ。長女に。
すると、二つ返事で、一緒に行くと、こたえが返ってきた。
5月中旬、封切りして2週間目の金曜日のレイトショーで、私は、長女と一緒に行くことになった。
長女は、勤務時間が遅くまである。レイトショーの時間に、普通に帰宅して、ギリギリだという。連絡したら、席をとって欲しいとのことだった。
そして、金曜日、夜、長女からの連絡を待った。
21:40からの上映で、連絡をもらうリミットが、20:30にしていたが、本当に20:30に、「行く」と、連絡があり、チケットをとった。
長女は、映画を観るときは、必ずポップコーンを買う。そして案の定、ポップコーンを買って欲しいとコメントがあった。
ところが、私の記憶では、以前、レイトショーの時にポップコーンを購入しようとしたところ、窓口で、店は21:00までですと言われたことがあり、どうせ売っていないと私の中で、決めつけていた。
チケットを受け取り、長女のお腹が空いていたら可哀想だと思い、コンビニに食料を調達に行き、サンドとチキンを手に入れた。
入場開始時間になっても、長女は、しばらく現れなかったので、やきもきして待っていると、やがて、現れた。そして、開口一番、こう、言った。
なんで、ポップコーンを、買ってくれなかったのっ!
売店を見ると、まさに、ポップコーンを購入しているお客が見えた。
このあいだ、21:00閉店だって言ってたじゃんと言うと、長女は、地団駄を踏んで、こう、言った。
それは、蔓延防止の時期だったからでしょ!
よく確認してよっ!
もういいから、コジ、入るよっ!
少しヘコみながらスクリーンに入り、着席したところで、お腹が空いているだろうとサンドウィッチを渡すと、場内持ち込みは、禁止じゃないのっ!
と、叱られた。
映画が終わり、一緒に帰宅したが、家に着くなり、もう一度、ポップコーンのことを叱られた。家内もそこにいて、それは、コジくんが確認しないのが悪いと、重ねて叱られた。そして、持ち込みに関しては、長女は、念のために調べたようで、その映画館は持ち込み可能だったらしい。まず、それをもともと私が知っていたのかと問われたので、知らなかったとこたえると、普通は禁止なんだから、そういうところで、こっそり持ち込もうなんて悪いことは、絶対にしてはならないのだと、しこたま、叱られた。
映画の感想であるが、私は、十分に満足したが、やはり、長女は、もともとのウルトラマンを知らない分、それほど満足はしていなかったようである。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
叱られただけだったね。今日は。
家内は、プロジェクトが一段落して、通常勤務に戻り、普通に通勤し、帰宅している。
また、夏から、新たなプロジェクトが発動するようで、秋には、また、ホテルに泊まり込みになるようである。
今の期間は、束の間の、休息のようなものである。
長女は、家内よりも、ずっと、強烈である。
だが、離れて暮らしていた時には、深夜早朝の勤務で心配ばかりだったことを考えると、我が家は、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
笑笑