樹上
超早朝出勤をやめてから、3年以上が経つ。あの流行病から、働き方も、生活も、すべてが変わったと言っても過言では無い。
そしてその頃に、こんな記事を投稿したことがある。
朝、通勤途上の交差点で、人間に臆しない、人懐こいカラスをよく見かけ、そのカラスに勝手に勘太郎と名づけ、その名前がそのまんま、私の通勤リュックの名前になっているのであった。
季節はもう晩秋となり、いよいよ寒くなろうとしていた10月の中旬の朝に、樹上に、カラスを見かけたのである。
一瞬、勘太郎かと思いはしたが、3年ぶりでもあり、カラスのことでもあり、確信は持てなかった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
カラスの顔までは、判別できないか……。
でも、あれは、カラスの勘太郎だったと思うのである。
今朝の、そんな、再会とも何とも言えぬ再会の話を家内にしようかと思ってソファーを振り向いたら、家内が、また、脚を指さして笑っていた。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。