happybirthday / Novel prize
今日の午後8時にノーベル文学賞が発表されるということで.
ご本人としては, 「やれやれ.. そんなことどうでもいいんだよな..」という感じだとは思うのだけど, ファンとしてはね, やはり気になるんですよね.
ということで, ふと今朝の家族との会話にそんな感じのフレーバーをつけてみようかと思った.
「誕生日おめでとう. 」
「ありがとう, でも嬉しいのかそうでもないのか良くわからないの. 正直言うとね.」
「わからないな. ただ喜べばいいと思うよ. 」
「だって, 考えてもみて. 生まれた瞬間から私の体のエントロピーは増え続けているんだから. 私たちはただ無秩序に向かって歩いているだけなのよ. そんなこと単純に喜べないわ.」
「こうも考えられるんじゃないかな. 確かに身体は無秩序に向かっている. でも, きみにはいま意識がある. 意識はすごく秩序立った活動だから, それがきみの身体が無秩序になっていくことを遅らせているって. そして, その意識がおめでとうって言ってる. 」
「意識がエントロピーの増大に抗っているってこと?」
「そう思う. 少なくとも僕は. 」
「いずれもっと年をとっていつか意識が無くなったら?」
「それはつまり, 完全な自由を手に入れるってことさ. 無秩序ってそういうことだから. 」
「そう..それはなんだか楽しそうね. でもやっぱりいまは素直に祝う気にはなれないの. 」
書きながら笑ってしまった...無理があった...
ちなみに, こんな会話はしていません...笑
「誕生日おめでとう!」
「ありがとう, でも年は取りたくないわ」
と話しただけです.
どうか受賞しますように!
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