駅に泊まってホームでBBQを/北海道「駅の宿ひらふ」
日本で唯一と謳われる駅舎に泊まれる宿=「駅の宿ひらふ」が、北海道のニセコの近くにあります。私は過去2回、泊まっていますのでご案内します。
JR函館本線の駅、比羅夫(ひらふ)駅。北海道出身者やニセコでスキー・スノボをする方なら馴染みのある”ヒラフ”というワード。私は道産子ですしヒラフでスキーをしたことがありますがクルマやバスで行っていたので、JRの駅は来たことがありませんでした。
この日は札幌から列車で小樽経由でこちらへ。
山間の駅なので夏でも涼しいですね。
こちらが駅舎。宿は「列車を降りて17歩で到着」と公式サイトで謳われています。では駅舎に入りましょう。
おっと、駅長にごあいさつをしないと。
2003年6月から駅舎にいるようになったという「しま太郎」さんです。1泊ですがよろしくお願いいたします。人懐っこいです。
駅舎に入るとすぐ「駅の宿ひらふ」の入り口です。
中に入るとこんな感じ。薪ストーブがありますね。
こちらでチェックインをします。
ログハウスのお風呂。このお風呂良かったー。宿全体に言えますが、手作りのぬくもりを感じますね。
さぁ、この宿の醍醐味、駅のホームでのBBQ。駅長も見守る中、炭火が準備されます。
これを焼きながらビールをぐびぐび。想像するだけでよだれが・・・。
男旅をする小さな男の子とお父さんや、道内を巡る壮年ライダーなど他のゲストと語り合いながら、駅のホームでの宴会。楽しいです。たまーに来る列車から降りてきた駅利用者が手を振ってくれたりも。いい思い出になります。
翌朝。泊まった2階の部屋から外を眺めると、親子が撮影していますね。
朝ごはんです。窓際には旅人たちの思い出ノートがあります。このノートを読みながら一晩お酒飲めるなぁとか思ったり笑
帰りの列車が来ます。そうだ、駅長にあいさつしないと。
ん?勤務中・・・ですね・・・しま太郎さん、また来ますね。
こちらに乗り込み、札幌を経由し新千歳空港に向かいます。
いかがでしたでしょうか。駅舎に泊まりホームでBBQ。いわゆる鉄オタではない私でもまたリピートしたい魅力があります。
2023年6月17日、JR北海道が「無人駅42駅の廃止を検討」すると報道がありました(一部の駅は早ければ2024年春にも廃止される可能性も)。実はこちらの「比羅夫駅」も対象となっています。であれば「リピートはできるだけ早く」との思いも強くなっています。
また、ご紹介したネコの「しま太郎」さんが2013年11月に亡くなったという情報に触れました。残念です。でも楽しい思い出をありがとう!
以上、「駅の宿ひらふ」のご案内でした。あなたの旅先リストにぜひ。
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