見出し画像

初夏のぶらり北海道旅(4日目): 地獄谷と「100万ドル」の街

前回のあらすじ

クラーク像で有名な札幌の羊ヶ丘展望台を訪問。地元のカフェで軽めの昼食をとったら、バスで登別温泉へ。ひとっ風呂浴びて疲れを癒やしました。

地獄谷を散策

登別温泉の地獄谷という場所があります。火山活動によってできた、温泉と蒸気が噴き出す特異な風景です。散策路が整備されているので、朝散歩に行ってみます。札幌などの市街地より何度か気温が低く、薄手のジャケットを羽織っても肌寒いくらいですが、歩けば温まるでしょう。

駐車場で鹿に遭遇しました。

鹿たちはこの後どこかに消えていきました。

遊歩道を進むと、異様な景色が目の前に現れます。

おどろおどろしいこの景色。硫黄のにおいも漂ってきます。
鉄泉池。間欠泉で時々噴き出すようですが、この時は動いていませんでした。

近くには「大湯沼」があり、こちらも温泉が激しく噴き出しています。沼の底の温度は130度あるそうです!

水面から蒸気が上がっています。異様な光景。

朝が早かったこともあって、あまり人はおらず、ゆったり楽しめました。

特急はあのアニメがジャック

11時の特急「北斗」に乗り、函館に向けて2時間半の大移動。北海道って本当に広いですね。

特急「北斗」で一気に函館へ。

しばらくすると、車内アナウンスに突然「江戸川コナン」が登場。ちょうど公開中の映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が函館を舞台としていて、その関係でコラボ企画をしているようです。なんでも特急券を函館駅の観光案内所で見せると、謎解きキャンペーンの問題がもらえるとのことで、着いたら忘れずにもらいに行こうと思います。

車体にキャンペーンの告知ステッカーが貼られていました。

函館駅に到着。案内所に謎解きの問題を受け取りに行ったら、コナンのスタンプラリー企画があることを知りました。まだお昼過ぎなので、このままスタンプラリー台紙を片手に観光地巡りをしていきます。

函館駅。

この後も、ちょくちょくコナン要素が登場します。

スタンプラリーをしながら函館めぐり

ベイエリアの「金森(かねもり)赤レンガ倉庫」へ。営業倉庫として建てられ、今ではショップが入居する複合施設に。

赤レンガ倉庫が立ち並ぶ通り。
函館湾が一望できます。

さらに歩いて、函館ハリストス正教会へ。外観も綺麗ですが、教会の中に入ると聖堂を見学でき、聖堂の奥の聖障(壁のようなもの)に聖像(聖書に出てくる人物を描いた絵画)があしらわれた空間があります(建物内部は撮影不可)。中でしばし心を落ち着けます。

函館ハリストス正教会の建物。

近くの旧函館区公会堂にも足を運びました。こういう洋風建築(これは擬洋風というようですが)が好きなのかもしれません。

旧函館区公会堂の外観。

中の大広間は圧巻です。…って、奥の方にコナンのキャラクターのパネルが!ここにはスタンプラリーのスタンプが置かれているのですが、各スタンプの設置場所にはこのようなキャラクターのパネルも設置されています。

大広間。奥にしれっとパネルがあります。

ここの2階から望む函館湾の景色もよいものです。

上から眺めると函館の街並みも楽しめます。

街を歩いていたら、横を通り過ぎていく路面電車(市電)もコナンにジャックされていました。(翌日、偶然にも乗る機会がありました)

コナンラッピングの路面電車。路面電車が走る街っていいね。

夕食は地元のソウルフード

函館のソウルフードに、ハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」のハンバーガーがあるそうです。ホテルの近くに店舗があったので、テイクアウトしてホテルで食べることにします。なんとオーダーまで30分並びました。

人気No.1というチャイニーズチキンバーガー(竹:目玉焼き入り)。
創業祭で25%オフだったようで、なんと税込381円!

100万ドルの夜景を見に

夕食の後は函館山に夜景を見に行くことにしました。100万ドルの夜景といわれ、「日本三大夜景」の一つにも数えられました(「日本新三大夜景」では札幌にその地位を譲ることになります)。ロープウェイで頂上まで登るのが一般的ですが、夜は函館駅前からバスで登ることもできます。今回はバスで行ってみることにしました。

バスはひたすら曲がりくねった山道を進んでいきます。途中のところどころで夜景が見えるポイントがあり、運転士さんが案内してくださいます。

駅から20分ほどで到着します。とても綺麗な夜景です。

函館湾と市街地を一望!
まだうっすら明るいくらいの時間をあえて狙ってみました。
といっても、もう夜の20時です。

しかし人は多かったです。インバウンド勢が8割くらいいるように思いました。「函館山」の看板前では記念撮影する人が次から次へと来ます。団体客も多く、外国語を話すガイドさんらしき人も。人が多い場所は疲れてしまいます。

標高334mの山頂ということもあり、風が吹くと寒いです。長袖シャツに薄手のジャケット1枚しか持ってこなかったのを後悔するくらいには寒いです。ちなみにここにもコナンのスタンプラリーのスタンプ設置場所になっていて、キャラクターのパネルも設置されていました。

帰りはロープウェイで下ろうかと思ったら、長蛇の列。なんと30分待ちとのこと。ロープウェイ駅の建物の外まで列が延びていて、この寒い中で待ち続けることを思うとゾッとします。確かに、行きのバスでは何台ものタクシーとすれ違いました。これはタクシーも呼びたくなりますね…。たまたま下山バスの最終便の発車直前だったので、帰りもバスに乗ることにしました。

冷えた体をお風呂で温めて、明日もスタンプラリーの続きをしながら函館の街を巡っていこうと思います。

<5日目に続く>