鉄道開業150年・秋の東北旅 (2)
前回のあらすじ
「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」で東北地方を巡る3日間の旅。始発で家を出発し、上越新幹線、特急「いなほ」、男鹿線とバスを乗り継ぎ、男鹿半島の先端にある入道崎に向かいました。
1日目午後のお話です。
乗り換えで立ち寄った温泉で
さて、入道崎に行くには、この日の宿である男鹿温泉郷でバスを乗り換えます。乗り換え時間の間に「五風」で「男鹿観光プレミアムパスポート」を購入。1000円で、これから行く有料施設に全部入れてしまううえに、市内で使える500円のクーポンまでついてくるという神パスポート。
「五風」の建物のすぐ隣には足湯がありましたが、そこには珍客が!
そばにあった説明書きによると、2020年に男鹿石から彫って作られたものだそうです。落ち着いて日常を過ごせるようになることを祈りましょう。
入道崎の風景
入道崎には14時過ぎに到着。10分以内の乗り継ぎを繰り返してひたすら移動してきましたが、ここでようやく自由時間になります。
目に飛び込んできたのは、白黒の縞模様の灯台。灯台に登って、上から景色を見ることができます。さっきのプレミアムパスポートで入れます。雪景色になっても目立つようにというのが、この模様になっている理由の一つだそうです。
灯台の中の階段を上がって外に出ると、そこには絶景が広がります。
灯台のそばには、何やら怪しげな石の塔(?)が。
当地を北緯40°線が通っていることにちなむ「北緯40°のモニュメント」の一部だそうです。
散策した後は、帰りのバスの時間まで売店で時間をつぶします。とはいっても、営業していたお店は2軒しかなく、それも16時までにすべて閉店してしまいました。
バスで温泉まで戻って、16時過ぎにチェックイン。朝5時からここまで11時間、よく動きました💮
今日のお宿
この日は、バス停すぐそばの「男鹿萬盛閣」さんにお世話になります。温泉旅館!
朝から動き続けて疲れているし、まだ夕食まで時間があるので、夕食の前にひとっ風呂浴びてきました。ほぼ貸し切り!
そしていよいよ夕食!
地元で採れた魚介類に、郷土料理のいぶりがっこ(「がっこ」は地元の言葉で「漬物」)など。さっきのAさん(前回の記事参照)から聞いた通り、魚料理が充実しています。秋田ならではのラインナップを楽しみます。
鍋も「しょっつる真鱈鍋」と秋田らしい感じ。しょっつる鍋なのに鱈?と思いましたが、まだハタハタのシーズンでないからかもしれません。優しいお味で良かったです。
デザートは「男鹿梨」のコンポート。噛まなくても食べられるくらいにとろとろになった梨を頂きます。ごちそうさまでした。
なまはげ太鼓を鑑賞
さて、まだ今日の予定は終わっていません。男鹿温泉に泊まった最大の目的が「なまはげ太鼓」。「なまはげ」と「和太鼓」を融合したショーです。どうも立ち見が出るほどの人気との話だったので、30分前の開場に合わせて入り、最前列の席を確保しました。開場時間近くになると、本当に立ち見が出るほどの賑わいに。ちなみに、なまはげ太鼓もプレミアムパスポートで見ることができます。
演者さんから最初に注意事項の説明があります。なまはげさんはカメラ映りを気にするらしい。ならばカッコよく撮って差し上げようではありませんか!(SNSへの投稿もOKとのアナウンスがありました)
さてパフォーマンスが始まります。会場のあちこちからなまはげが現れます。
後半は、なまはげに代わって人間の演者さんたちが現れます。「恩荷(おんが)」というチームだそうです。国内のみならず、海外でも公演を行っているとのこと。
物販で「なまはげサイダー 男鹿の塩味」を買ってきて部屋で飲みました。サイダーに塩味って何?と思いましたが、本当に後味に少し塩気を感じます。意外とすっきり飲めました。
さて、これでようやく1日目は終わり。2日目も楽しみましょう!
<↓続く>