Steam版イースIX -Monstrum NOX-が頻繁に落ちる現象を解決した
Steam版の「イースIX -Monstrum NOX-」をプレイしていると、頻繁に落ちて困っていた(2022年1月ごろプレイ)。
その時のエラーメッセージは以下の通り。
意訳すると『クラッシュしてごめん。再発するみたいだったらサポートに連絡してくれよな』ということで、これだけ見ても原因はよくわからない。
私のPCのスペックはOSがWindows10、CPUがRyzen 5 2400G、GPUがRadeon RX 570、メモリが16GBと、決して高性能とは言えないが、イースIXは軽いゲームなので推奨システム要件を満たしている。
また、解像度や画質設定を極限まで下げても落ちてしまうことに変わりはなかった。さらに、処理が重そうな戦闘シーンではなく、バルドゥークの街で移動している時や、場面転換の際にクラッシュしていた。
一応タスクマネージャーを起動しながらプレイしたが、落ちる瞬間にグラフが大きく動くことはなかった。
プレイ当時の最新版(パッチ1.1.2適応済み)であることはもちろん、Steamのライブラリから設定→ローカルファイル→ゲームファイルの整合性を確認をクリックし、ファイルに異常がないことも確認。それでも直らなかった。
さて困った。そこで、タスクマネージャーを詳しく見てみると、メモリの欄のコミット済みと書かれているところがMAXまで振り切れていることを確認。なるほど、どうやらページングファイルが問題なのかも。
ページングファイルについて私が理解した範疇で説明すると、
PCに搭載したメモリ(物理メモリ)じゃ足りなくなったときにストレージに書き込まれるものがページングファイル(ページファイル)であり、ページングファイルと物理メモリの合計を仮想メモリと呼ぶっぽい。その仮想メモリを示しているのがタスクマネージャーのコミット済みの値、ということ。
タスクマネージャーのグラフやパーセンテージは物理メモリを表示しているので、ページファイルがキツキツになっていても一番大きなグラフを見るだけではわからないので、すぐ問題に気づけなかった。
ということで仮想メモリを設定しなおしてみる。
Windowsの設定を開く
↓
システム
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①詳細情報
↓
②右の方にあるシステムの詳細設定をクリック
↓
③詳細設定タブのパフォーマンスのところにある設定をクリック
↓
④詳細設定タブの仮想メモリのところにある変更をクリック
↓
⑤すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理するのチェックを外す
↓
適当なドライブを選択
↓
⑥カスタムサイズの初期サイズと最大サイズを入力
↓
⑦設定をクリック
↓
OKをクリックし、PCを再起動
私は推奨が2935MBと出てきたが、余裕をもたせて3200MBにした。初期サイズと最大サイズを一緒にしておくと断片化を防げるみたいなよくわからないけどそれっぽい話を見たので一応両方を同じ値に設定しておいた(SSDって断片化が問題になるのか?)。
ともかくPCを再起動して設定を反映させる。
すると、イースIXが落ちなくなった! やったぜ!
イースIXを起動し続けてると、コミット済みの値が19GB程度になっていた。
仮想メモリの設定はデフォルトでオフになっているのか、自分でオフにしたのかは覚えていない。SSDの寿命を縮めるから~みたいな話を聞いたことがあるので自分で設定したのかもしれない。
イースIXめちゃくちゃおもしろいので、クラッシュを防いで快適なゲームプレイを楽しみたい。