真田丸第17話について
真田丸第17話です。秀吉の馬廻衆となった真田信繁。その間に秀吉は家康に真田討伐の許しを与え、信繁が慌てふためいた所までが前回まででした。この後のメインのシナリオの展開がどうなるかは前々回、「真田丸第15話について その2」に詳しく記しました😉。「真田丸第15話について その2」に書いた通りの展開になりましたね😁🎵
今回、それでも家康がなかなか上洛しようしないので、しびれを切らした秀吉は、実母である大政所「なか」を家康の元に送るという荒技に打って出ます。これも史実通りです。家康が上洛し、その前夜にこっそり家康に会って段取りを付け、翌日の謁見の際に家康は、前夜の打ち合わせ通り、秀吉が着用していた陣羽織を所望、今後秀吉が陣羽織を着て合戦の指揮を執るようなことはさせない、という意思表示をして諸侯の前で忠誠を誓った(徳川実紀)というあたりも有名な話で史実通りです。
今回はメインのストーリーではなく、「出雲の阿国」についてです。今の歌舞伎は、出雲の阿国のかぶき踊りが創始とされています。このかぶき踊りが様々な変遷を得て、現在の「歌舞伎」が出来上がったと言われています。
この「出雲の阿国」を舞台女優で歌手のシルビア・グラブさんが演じておられます。お父さんがドイツ系スイス人、お母さんは日本人のハーフの方です。ボストン大学音楽学部声楽科卒で、きちんと声楽を大学で学ばれています。
阿国「何度言ったら分かるんだい!。体の力をお抜きったら!」
阿国「ガッチガチじゃぁ、いい踊りはできないよ!」
阿国「いつも言っているだろう。(ぱんっ) 腹から息をするんだ!」
阿国「そして丹田。丹田から息を出すつもりで、スゥーーーっと、吐く!」
阿国「すると、不思議と力が抜けていく...」
👏(パンッ) 阿国「忘れないで!」
シルビアさん、なかなか男前で良いです!(笑)。普段の舞台稽古もこんな感じでやっておられるんじゃないでしょうか😁
ちなみに丹田(たんでん)とは、東洋医学における関元穴に相当し、へその下3寸に位置する部位に相当します。大きな呼吸を丹田ですることにより、自律神経系が過緊張になっている場合はリラックスさせ、疲れて機能が低下している場合は適度の緊張を取り戻して調和を回復する呼吸法のことで、今風に言えば「マインドフルネス認知療法」にも通じる自律神経訓練法の一種です。
阿国「あなた.....ちょっと、くるっと回ってご覧なさい」
きり「へえっ!?」
じっと、「きり」の回る様子を見ている阿国。きりの舞は腰が定まってなくてグダグダでした....。
阿国「ごめん。私の勘違いでした」
って、微妙に笑ってませんか、シルビアさん?(笑)