真田丸第16話について
秀吉の馬廻り組となった信繁。所謂秀吉の護衛を担当する親衛隊です。今風に言えば大統領警護隊、日本では首相を警護する警視庁のSP(セキュリティポリス)ですね😁。とは言うものの体の良い人質というわけです。このことについては前回、真田丸第15話について その2に詳しく記しました😉。
それにしても、NHKの大阪城城内のセットはよく出来てますね。さすがです!
正妻である寧に今後のことについて秀吉は説明する場面です。石田三成と縁側には馬廻り組となった信繁が控えています。
秀吉「間もなく、九州征伐が始まる」
寧「今度は九州ですか?」
秀吉「いよいよ九州だ」
寧「またしばらく大阪を離れるのですか?」
秀吉「大阪は離れん」
寧「えっ?」
三成「九州は海を隔てた遠方の地でございます。お味方総出となれば、その隙に徳川や北条が良からぬことを企むやも知れず」
じっと石田三成の話を聞いている信繁。
秀吉「だからわしは行かぬことにした」
寧「誰が行くのです?」
秀吉「中国の毛利、四国の長宗我部、新たにわしに従った大名達だ」
寧「まぁ...」
秀吉「あいつらに代わりに攻め込んでもらって、最後に秀長が乗り込む。どうだ、良い策だろう?」
寧「...はい」
実は、秀吉は外交や戦略の大事な案件は黒田官兵衛にも勿論相談はしていましたが、黒田官兵衛が軍師となるずーーっと前のただの足軽だった木下藤吉郎だった頃からこれまで妻である寧に色々と相談していました。そして、寧はそのたび毎に実に的確なアドバイスを秀吉に授けていたのでした。実はこの時点までの秀吉が最も信頼を寄せていた懐刀は寧だったのではないか、と思います。
秀吉「そこ、ちゃんと聞いてたか?」
信繁「素晴らしいです!!」(即答 笑)
このシーンだけで笑えました。いかに信繁が秀吉に愛されていたか、よく分かるシーンです😊✨。寧も笑ってますね(笑)