ONKYO小型DAP DP-S1 rubato その3
3月17日に発売になったONKYO小型DAP DP-S1 rubatoの気になった点の続きです。なお、3月21日に早速Ver.1.01のアップデートがあり、ギャップレス再生に対応したようです。その他の改善点についてははっきりとは分かりませんでした。前回ONKYO小型DAP DP-S1 rubato その2で操作性について気になることを書きましたが、その他にも少々気になる点があるのと、プレイリストの日本語入力方法が判明したのでそれも記したいと思います。
画面スクロール速度について
スクロール速度については普通に使うに当たっては許容範囲内と前回書きましたが、DP-X1のMUSICアプリのようにフリック操作でスクロールに勢いがつかないので、大量の曲があると下までスクロールするのが大変です。なので全く問題ないサクサク操作とは言い難いと思います。ここはフリック操作でスクロールに勢いがつくようにして欲しいのと、画面右側のスクロールバーをタップしたまま動かすことで一気に上や下までスクロールする機能が欲しいですね。
バッテリーの減り具合について
気になるバッテリーの減り具合について、公式にはFLAC 96 kHz/24 bit、アンバランス再生時で連続駆動15時間を実現しているとのことですが、このDP-S1 rubatoは(Pioneer XDP-30R privateも同じだと思いますが)、電源を落とさないと曲停止状態でディスプレイOFFのままだとどんどんバッテリーが減ってしまうという困ったところがあります。電源ONのままでは画面OFFで一曲も再生していない状態でもバッテリーは半日も持たない様子で、外に持ち運んで使うことの多いDAPとしてはこれはちょっとどうか...と思います(汗)。仕方なくしばらく曲を再生しない時は電源をOFF(シャットダウン)することになりますが、電源OFFにすると今度は再生中の曲も再生位置もリセットされてしまいます。ここは是非一定時間操作がないとスタンバイする機能や(オートパワーオフ機能は元々あります)電源OFF→ON時に元々の再生中の曲とその再生位置に復帰するレジューム機能を付けて頂きたいです。
bluetooth接続スマホリモートアプリについて
スマートフォンからbluetooth接続でDP-S1をリモート操作するONKYO DapControlアプリについて、bluetooth接続に失敗することが多いです。その場合アプリ側を強制終了・再起動しても再接続できないので、DP-S1本体の方を再起動すると接続できるようになります。DP-S1本体ソフトウェアもそうですが、ONKYO DapControlアプリもまだまだ作り込みが甘い印象です。希望としては、ONKYO DapControl側でもアルバムアート画像が出るようにしてほしいのと、再生中の曲だけでなく曲一覧で操作できるようにしてもらいたいと思います。
プレイリストの日本語入力方法について
本体ではプレイリストの入力は英数字しか使えないのですが、スマートフォンからbluetooth接続でDP-S1をリモート操作するONKYO DapControlアプリを使えば日本語入力が可能になることが判明しました。bluethooth接続したスマートフォンのONKYO DapControlアプリを起動した状態で下記写真のようにDP-S1で新規プレイリストを選ぶか、鉛筆アイコンをタップしてプレイリスト名を修正しようとすると...
下記写真のようにONKYO DapControlアプリ側で入力画面が現れてスマートフォンから日本語入力が可能になります。スマートフォンの入力なので日本語入力は全く問題なくできます。
ただ、プレイリストの中身(曲の追加や並び)は本体側でないと出来ない仕様のようで、小さい画面を見ながらちまちまと作るしかないようです^^;;
肝心の音質については大変良いので、本体ソフトウェアの操作性やリモートコントロールアプリの今後の改善に期待したいです。
以上、その他の使い勝手や気がついた点についてレビューしました。ご参考にして頂ければ幸いです。
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