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【司法修習】民裁起案の型

 以下でお示しする民裁起案の型は、私が司法修習生(72期)だった頃、講評後に起案を書き直し、教官にみてもらってOKをもらったものなので、参考になるかと思います。

 ただし、起案の型も不変のものではなく、「このように書くべし」という起案のスタイルは変動する可能性はありますし、問題によっては下記の型を選択することが適当でないこともあり得ることをご了承ください。


 

主張整理に関する設問

第1 小問(1) [※ 要件事実を整理させる問題]

 1 要件事実
  (1) 請求原因
   (あ) 原告は,被告に対し,平成〇年〇月〇日,別紙物件目録記載の土地(以下,「本件土地」という。)を,代金〇万円で売った。
   (い) …

  (2) 抗弁
   ア 抗弁①―旧債務の不存在
    (カ) …

   イ 抗弁②―相殺
    (キ) …

  (3) 再抗弁―免除(抗弁②に対し)

※ 抗弁が複数ある場合にはどの抗弁に対する再抗弁なのかを明示する。

   (さ) …

 2 主張自体失当と考えて記載しなかった主張と主張自体失当と考えた理由
  …(特にそのような主張がなければ,「特になし。」でOK)

第2 小問(2) [※ 争点を挙げさせる問題]

 (あ)(い)(カ)(さ)の各事実

※ 争点とは,否認された又は不知とされた主要事実。したがって,ここでは,否認又は不知の主要事実を全て摘示する。

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