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女性らしいものを身の回りに置くことへの恐怖と嫌悪感(日記)

女の子らしい、かわいいものを身に付けたり、身の回りに置いたりするのがとても怖い。

万が一、父親が部屋に入ってきて、自分の大事にしているものや好きなもの見られたらと思うと、それだけで強い吐き気がしてきて嫌悪感に襲われるからだ。

なぜ、友達や母親や好きな人にでさえもまだ明かしたことがない私の一番プライベートな部分を、父親に無条件で晒さなければならないのか。
想像しただけで胃がねじれるような感覚に襲われるし、吐き気がする。

前に、許可なく部屋に入ってきて、私はその場で恐怖と嫌悪感とショックで凍りついて何も言えなかったとき、本当に気持ち悪くて、見られた持ち物を全て処分してしまいたい欲求に駆られた(結果的に、後日全て処分した)。

その日はあまりの恐怖と緊張とストレスで、次の日の朝まで眠ることができなかった。
またいつ父が扉を開けて部屋の中に入ってくるのかと思うと、家の中に自分の安全な居場所がなくなってしまったような気がしたからだ。何時間経っても涙が止まらなかった。
本当に、レイプでもされたような気分だった。

そんな理由で、私は女性らしい自分を父親に見られるのが怖く、気持ち悪くて耐えられないため、結局いつも選ぶ服は少しボーイッシュだったり、インテリアも男性が使うようなものを選ぶようにしてしまうことがある。

そうして視界から女性らしさを排斥していくと、少しだけ自分の境界線が守られるような気がするからだ。


Ena/Rachel

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