子どもたちに金融教育を!
Study Baseとして、初めてマルシェに出店しました。
ハンドメイドで生計を立てるプロや人気飲食店など20店以上が出店する中、うちのフリースクールの子どもたちがお店やさんを頑張りました!
子どもたちが考えて準備したものを尊重し、物を売るまでのプロセスを自ら体験することで、世の中の物やお金の動きを知るという目的が今回のメインです。
ここに参加した子どもたちが学ぶことができたであろう教育的な価値を言語化してみます。
①どうしてマルシェの出店するのかをしっかり考える。
お小遣いを稼ぎたいから。やっていて楽しいから。など目的は人それぞれ違っていい!けれども、目的をしっかりともつということはとても大切なこと!
②お客さんのことを考える。
どんなものが売れるのかを考える。
お客さんが欲しいものは何なのか。
お客さんが買ってくれるものは何なのか。
これは、答えがないし、そこにくる客層や人数など全く読めないことばかり!そんな中でも、自分の想定するお客さんを考えて、どうしたら売れるのかを考えていく。
今回は、YouTubeやGoogle検索をして、モデリングをしていった。
調べながら、自分にできるもの、できないもの、自分がやりたいものやりたくないものを分けていった!
本当は、オリジナルで自分が考えたアイディアで商品を作っていきたいけれども、まずは第一歩として、どんなことをしている人がいるのかを検索!!
③仕入れと原価計算
作りたいものが決まったら、仕入れをして、原価計算をする。
同時に、予算を考えて、商品の値段も決めていく。
ここにも色々なドラマが隠れていた!
仕入れは、100円ショップにした。なぜなら、金額がわかりやすいから!
小学校低学年の子でも分かるように、税込110円×〇〇というふうにシンプルにしたかった。
また、予算や買い物計画を立てて、100円ショップで買い物をした。100円ショップでも、同じ商品でもどの色や素材にするのか考えたり、計画通りではないけれど、店の中で色々なものを見てインスピレーションをえたりして行った。
予算や商品の値段を決める際にも、目標とする売り上げを決めることを意識した。
そこでは、儲けるだけ儲けるという視点や今回の目的は、売り上げで500円のソフトクリームを食べることだから、一つの商品が売れたらそこから50円利益が出れば良い!というようなやりとりもあった。
単にお金を儲けるという視点ではなく、自分のなりたい姿(今回はソフトクリームを食べること)を想像して、商品を作っていくことができた。
④いざ答え合わせ(マルシェ当日)
目標に向けて頑張る。けれども、思うようにお客さんがこない!
そんなことは社会では当たり前のこと!
その状況をお客さんのせいにするのか、自分のせいにするのか!
つまらないと落ち込むのか、どうすれば売れるんだろうと考えるのか!
心の持ち方一つで次につながると思う。
正直、結果はどうでもいい!!
売れないことを知って、どうしたら売れるのかを考えることがどれだけ大切なのかなんて、どんなに座学で教えても何もわからない!
こういうマルシェのようなイベントにでて、体験して、失敗して、初めて次はもっと売りたい!!という気持ちになる。
こんな経験をしたフリースクールの子たちは次回が楽しみだ!!