売れる/売れないについて
どうも、僕です。
今回は、アーティストだったりアイドルだったり芸術とかに関する売れる/売れない問題に切り込んでいきたいと思います。
ひとつ覚えておいて欲しい前提としては、
収入面についての議論は控えているということです。
収入的には売れた方が高いのだと思いますが、
僕はその辺りを知らないので言及しません。
1.売れている=優、売れない=劣?
早速結論ですが、
ここに関しては否だと思います。
「売れている=優」の方は否定しませんが。
まず、売れているとは何かを考える必要があります。
売れているというのは、「多くの人が良いと思い、お金を払っていること」です。
では多くの人は音楽や芸術、エンタメに対する正しい感性や知見を持っているのでしょうか?
答えは、恐らく否です。
なので、「多くの人」が理解できないものが必ずしも劣っているとは限りません。
そして、そもそも多くの人の目に触れていないだけのケースも多い。
1-補足.正しい感性とはなにか?
では、ここでいう正しい感性とはなんなのでしょうか?
「人の感性を正しいとか正しくないとか言うなよ」
こう思った方、大正解です。
そしてそれがこの話の本筋です。
売れる売れないは多数決かもしれませんが、エンタメや芸術の価値は多数決ではないのです。
だから、その音楽や芸術が売れていないからといって劣っているとは言えません。
ただ、一概に「正しい」わけではありませんが知見と言える部分はあります。
例えば絵画なら
それが描かれた時代背景や技法をわかる人にとっては素晴らしいものでも、何も知らない人からすれば何のことやら・・・というものがあります。
つまり、それが本当に良いものであったとしても分からない/気付けないことがあるということです。
なので、強いて言えば正しい感性とはそこに対する理解や知見のことと言えます。
ただそれ以上に、この分野に正しいとか間違っているというのはないです。
つまり「多くの人には刺さらない」=「劣っている」ではないのです。
2.表現者に忘れて欲しくないもの
ここからは解説ではなく、僕の持論と願いです。
ステージパフォーマンスにせよ音楽にせよ絵画にせよ、
そういったものはその人自身とか人生が映し出されるものだと感じます。
これは完全に感覚ですが、
観てる側が訳もわからず涙を流したり
何故かとても好きだと感じたりするのは
そういったものが伝わったからなのではないかと思います。
要するに、大衆に媚びないで欲しいのですよね。
多くの人に刺さるようにすればするほど、
あなたという表現者からは遠ざかっていくと思います。
それはきっと、売れてるコンテンツのイミテーションになります。
例えば、売れるためにモナリザに似た絵を描く画家には
その人でなければ伝えられないものがあるでしょうか?
結果売れるのかもしれないけど
それをやるのはその人でなくても良い。
その人が生きて来た上で何故その絵を描くのか。
経緯に価値があるからです。
そして確実に、レオナルド・ダ・ヴィンチさんほどの輝きは放てない。
つまりあなたでもいいけど他の人でも何も問題がない存在に、自らなりに行っているわけです。
それくらいなら、多少世間の好みとズレていてもその人じゃなければならない存在でいること、自分自身を表現することの方が美しいと思います。
3.では
では、今回はこの辺で。