雑記 聡明な人 2024/10/30

私は、聡明な人になりたい。
聡明っていうのは、自分の中に明確に芯があって、でも独り善がりにならず、誰でも理解できるようにそれを説明できること。

芦田愛菜さんのshortが流れてきて、聡明という言葉のなんたるかを知った。
彼女のことは子役上がりの俳優さんであることと、この1分弱でなんとなくこんな人なのかと感じ取ったくらいしか知らないけれど、なんとなく異質だと思った。
なにかを悲観しているのでも、諦観しているわけでもない、穏やかで芯のある姿勢を持った人間は、私が出会った中ではそう多くないように思える。
出てくる言葉一つ一つが分かりやすく、それでいて的を射ていた。これはたぶん育ちの差ではなくて、本人の努力だろう。こんな若者がいるのか。

今まで若さにかまけて独り善がりに生きてきた自分を恥じた。
少しだけ字を綺麗に書いてみたり、気付いたときに10分だけでも背筋を伸ばして座ってみたり、今まで毛嫌いしていた文学的な難しい文章に挑戦してみたり、そういうことさえ私はしようともしてこなかった。だから少しずつでも実際にやれば、なにかが変わる気がする。
そういうのは自分に余裕があるときにしかできないことだから、今のうちに少しでも積み重ねてみようと思う。

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