雑記 JKをやめたら息がしやすくなった話 2024/10/21
陽キャというのはただ陽気なだけの子はなれないらしい。インスタのプロフィールに学校の伏字とfjkとかsjkとかを書いたり、なんだかそういう「陽キャの掟」みたいなものがある。
一年生の時のクラスは、陽キャが幅を利かせているというか、みんながそういった掟を守らないといけないような雰囲気だった。掟を守れないならJKじゃない!みたいな、別にJKでいたい訳でもないのにそれを押し付けられるような、そんな類の息苦しさがあった。
今年のクラスは、陽キャ…ひいてはJKであることを強制されない。「JKっぽい」が良いと思う人は勝手にやってるし、それが当然だとか、そうじゃない子の気が知れないみたいな雰囲気が少ない。「JKっぽい」ことを無理してしてる子も少ないと思う。普段JKしてる子たちも疲れたし寝るかーとか、映えとか気にせず好きなもの食べたりとか(写真すらとってなかった!私の中の陽キャ像が崩れた瞬間)っていうのが、みんな普通に人間じゃんって。
研修旅行中、おじいちゃんの担任からの指示にはーい!って返すみんながかわいかった。担任の話はちゃんと聞くし、ちょっとボケただけでも爆笑するぐらい、みんな先生のこと大好きなんだなあって。一人ひとりが祖父と孫みたいな関係性で、みんな素直で、普段よりちょっとだけ無邪気にはしゃげる。飛行機の離着陸のときにわっ!きゃー!って歓声が上がったときとか、かわいくてしかたなかった。
去年の、周りがJK以外は全部だめって雰囲気で、その価値感を押し付けられているように感じて、誰も信じられなくて誰とも関わりたくなかった私に教えてあげたい。それは合わない価値観を押し付けられて苦しいだけだって言ってあげたい。そのうちみんな、適度にJKごっこするようになるよって。
たぶん焦ってたんだろうな。高校生になったのに、インスタで見るようなJKになれないって。はやくJKにならないとって思っちゃうよね。2年生になって、みんな女子高生に慣れて、ようやく私にも余裕ができてきた気がする。
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