第18夜: 「ある」に気づく
こんばんは。
公園で髪の毛を洗っているおじさんを見かけたちび太です。
ちゃんと泡立っていました。
今日はkindleで偶然の出会い。
「ぼくには なにもない」という絵本を見つけました。
絵本といっても内容は大人向けだと思います。
大人のための絵本。
タイトルの通り、主人公の男性は自分にはなにもないと思っている。
自分にないものを見つめた末に、男性が気づいたこととは…?
ぜひじっくり読んでいただきたい一冊です。
絵が本の魅力をさらに引き立てています。
ちび太も最近まで、自分には何もないと思っていました。
自分に足りないことや持っていないものにばかり目が向いてしまう。
「あれもない、これもない。あれもできない、これもできない。なんであの人にはあるのにちび太にはないんだ…」的な。
ないことやできないことに囚われて、焦って、自己嫌悪に陥って…みたいな、負のスパイラルになっていました。
他者が持っているものには気がつくのに、自分が持っているものにはなかなか気がつかない…
人間って不思議ですね。
で、ある日ふと、自分の思考が「〜ない」ばかりだと言うことに気がついたのです。
「持ってない」「できない」「わからない」「くだらない」「つまらない」…
ちび太はこれらを「ないない思考」と名付け、ないない思考を減らしていくことを決意しました。
もっと「ある」ものに目を向けよう!と決めたのです。
それからは少しずつ、自分の肯定的な部分に目を向けられるようになりました。
「自分には何があるんだろう」
「自分が好きなものはなんだろう」
「自分だったら何ができるだろう」
「何か活かせるものはあるかな」
etc...
思考が変わると物ごとの捉え方や解釈が変わり、それがまた前向きな思考に繋がっていくので、よいループが循環し始めると思います。
マザーテレサの格言にもこうあります。
「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。」
自分を縛っている「ないない思考」を手放し、「ある」に気づくことが、運命を変えていくきっかけになるかもしれません。
そんな希望をもって。
それでは、また明日。
〈じっくり味わいたい、大人のための絵本です〉
「ぼくには なにもない」
作 齋藤 真行
絵 さいとう れい
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