かみさま と 優しげな悪魔 と
忘備録: かみさまと、優しげな悪魔と
かみさま、私嫌いな人だらけなんやけど、どうなってんの?
と聞いたら、
「嫌いなものを嫌いと言えるようになってほんま、良かったやん。少しだけ安心が増えたな。」
と返ってきて、まあ、その通りや。
かみさま、私嫌いな人のことを「嫌い」と言わんとおれんのやけど、まあさあ、多少は我慢するけどさあ、やっぱり言わんとおれんわ。
と言ったら、
「あんたはあんたが嫌いな人のことを、我慢せんと好きなだけ嫌いと言ったらええやんか。嫌いな人に嫌いと言うことで安心できるんやったら、そうしたらええ。」
と返ってきた。まあ、その通りや。
かみさまとそんな話をしていたら、優しげな美しい顔した悪魔が来て、
「あんた、嫌いなんて言うたら、言われた人は傷つくやないの。人のこともっと大事にしなさい。」
と言った。
私は優しげな美しい顔をした悪魔に、
「あんたは、優しげで美しい。だけど私はあんたが嫌いや。私の気持ちを、私に分かる方法で大切にせえへん、あんたが嫌いや。そんでな、私に分かる方法はあんたには教えたらんわ。あんたのことを嫌いやというのは、そういうことや。」
と言った。
そんなら、どうなったと思う?
きひひ。
もう寝るわ。