生きる
私は歯を食い縛って生きていて、そのせいで歯が割れている。歯医者に行ったら、食いしばらないように再三注意を受ける。
「私は一生懸命生きている」と自分で認めて、それだけでいいのだけど、すぐにそれを忘れちゃうんだ。
私が私に満足し、自分を誇りに思い、自分を大切にする。
私が自分を価値ある存在として認めて、自分を信頼する。
そのために必要なのは、ただの私のただここの生命だけ。
私の生命は伸びやかにその存在を表現することを切望していて、
私はその切望を切望のままにしておくために、自分の生命を食い縛っている。
私はそんな切望を捨てちゃえばいいのだけど、捨ててもまた持っていることに気づいて、
ま、そんなら、また捨てちゃえばいい。
「生命の切望」に共鳴するのではなくてさ、遠慮なく「生命」に共鳴しよう。
私がYESを言う相手は、私の生命なのだ。
忘れちゃったら、また思い出すから、それでよし。
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