【子育て】「ランドセルが重たい」問題が起こしたわが家での問題【子どもとの対話】
夕食後に3年生の長男の算数の宿題プリントをチェックすると、なんじゃこりゃ、という解き方をしていました。
「3桁-3桁」で2回の繰り下がりがある筆算のプリント。
例えば347-269のような問題。
筆算にすると、
347
ー269
答えの間違いは数問しかなかったのですが、繰り下がりの途中に書いてある小さな数字、繰り下げたときに小さくなるはずの被減数の10の位の処理がどうも私の知る方法と違う。
こんなときお父様方、お母様方はどのように対応されるでしょうか。
数学的な計算処理の話ではなく、子育てにおける子どもとのコミュニケーションの話として、私がとった対応を文章にしたいと思います。
こんな時の声掛けは
「なんでこう考えたの?」○
「これ変じゃない?」△
「これは間違っている」×
と考え、息子に尋ねてみました。
帰ってきた答えは、「学校の授業でそう習ったよ。」
子どもが考えた方法であれば、考えた過程を評価するとともに、間違いがあればそれを修正することで話が終わります。
が、残念なことに返ってきた答えは「学校の授業」
働く保護者にとって、時に学校はブラックボックス。
今を生きる子どもと対話する上で、自分の経験を前面に出し、なおかつそれによって子どもの話を否定するのは好ましい方法と思えないので、とりあえず教科書やノートを確認しようと考えました。
さらにここで大問題。
息子が算数の教科書、ノートをもって帰るのを忘れていたことが発覚。
これによって、ソフトに考えを修正していく私のプランはもろくも崩れ去りました。
ランドセル自体の重さは軽くなっていますが、ランドセルの中身は近年重くなっているようで、しばしばネット記事でも話題になります。
そのようなことから、学校は毎日持ち帰るもの、週末持ち帰るもの、基本的に学校に置いていて、学期や年度ごとに持ち帰るもの、と色々考えて対応してくれています。
わが子の学校では、国語、算数の教科書、ノート及びドリルは毎日持ち帰りとなっているのですが、忘れてしまったとのこと。う~ん。
仕方がないので、数を操作して例題を作り、息子がしていた計算方法と私が知っていて合理的だと考える方法を比べさせました。
結果、息子は自分のしている方法では対応できない問題があることが分かり、納得のもとやり直しに取り組んでいました。
このあたりは、わが子ながら息子の柔軟な捉え方・考え方に感心します。
「だってそう習ったもん。」や「そう先生がいっていたもん。」なんて意地を張って言われた日には、対話は成り立ちません。場合によっては指導してくださる先生の指導方法を否定することにつながります。
教員も指導を誤ることはありますが、頻繁に家庭で学校の学習指導を否定すると、おそらく学校生活の中で、子どもと教員との関係が難しくなると考えますので、あまり得策とは言えないと思います。
おかげさまで、息子が持ち帰った算数の教科書とノートで、小学校3年生の算数を学び直す機会を得ることができました。
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