湊あくあさんの卒業

はじめまして、綾瀬です。
5月くらいからホロライブにどっぷりハマりまして。とはいえ表垢の活動範囲の人たちの趣味には合わないのもなんとなくわかってたのであまり騒ぐこともよろしくないかと鳴りを潜めていたわけです。でも、いろいろ論じることでアイデンティティを保ってきた古のオタクなので語りたいことはたくさんあって、別個にくっちゃべる場所作ろうかなー、と思ってたんですね。そんな矢先に湊あくあさんの卒業話がありまして、お気持ち表明をしておこうかと、ただいま緊急で本稿を書いております(←言いたかった)。

人には「ホロ箱推しですー」と言いつつ、なんだかんだあくたんは2推しくらいの存在ではあったので、自分としてはそれなりにへこんでるわけです。はい。
最近は配信頻度も活発で3か月連続新曲リリースするとか言ってたので、まさかと最初は思ったんですが、前日のフブちゃんの不穏な動きや、ミオしゃ、まつりちゃん、団長あたりの動きを見てなんとなく察せたので、まあそれなりに落ち着いて受け入れることはできました。
方向性の違いが何なのか、語られることは無いと思いますが、すいちゃんが語ってた内容が実際に近いんじゃないかなと思います。誰も悪くないし、みんなが良かれと動いても嚙み合わなくなっちゃうところはある。

COVERも引き止めのために色々な可能性を模索したうえでの結論だと思います。会社としての、あるいはYAGOOの方針からもそう感じますし、現実的な話としてあくたんは今でもかなり、それこそ配信ベースだと今でもホロライブでTOP3に入るくらいの数字は持っているので、簡単に手放せるものではないでしょう。
他のホロメンの配信を聞く限りでは結構前から動いていた話みたいで、ホロメンには遅くとも2か月くらい前には連絡がいってたのではないかという感じ。そういう意味でも、今回の卒業の話はCOVERの中でも十分に検討はされてるんじゃないかなという印象です。

まあそんなわけで、あと3週間くらいですが残された時間をちゃんと楽しもう、最終日が平日なのは勘弁してくれー(明日会社行ったらスケジュールブロッカー入れておかなきゃ)という感じに少しは気持ちが上向きになってきています。

ところで、今回の引退はポジティブな面もわりとあるんじゃないかなと思ってます。

今回のあくたんの卒業は、ホロライブJPとして実質初めての自発的で円満な卒業になると思います(会長の卒業はまあいろいろあったし)。6年以上やってきてこれだけ卒業事例が無いのはすごいことです。ホロライブというブランドが大きすぎて離れられないというのもあると思いますが、とはいえ6年という月日は長いです。一般企業では3年で3割が辞めるという話もありますし。

逆に言うと、ある種のタブーみたいなものになってたと思うんですね。特に箱推しの文化が強いホロライブで、メンバーが欠けるというのは禁忌のような空気があったんじゃないかなと。

そんな中で自らの意志でホロライブを出て新しい活動を始めるという新たな道を切り拓く役割をあくたんが担うというのは、完全に解釈一致なんですよね。ホロメン屈指のヒーロー属性でありソロ気質のあくたんだからこそ、新しい世界を見せてくれそうな期待がある。たまにはヘラりながらも、きちんと後進の道標になってくれるんじゃないかなと。船長も言ってたけど、あくたん面倒見いいのよ。

この流れがいいなと思う理由は、一つは今のホロライブの人数が箱推しとしてはかなり限界に近い人数になっているということです。新人が加わったとしても、既存のホロリスが新人をフォローする余裕が無い。ReGLOSSの5人もだいぶ苦戦してますし。

そんな中でタレントが発展的に離脱する道ができるのは良いことだと思います。上位陣が挙って抜けてしまうと阿鼻叫喚だとは思いますが、ある程度は流動性があった方が、箱推しの文脈でも活気が出ていいんじゃないかというのが私の考えです。タレントさんにとっても。選択肢があるという状況が救いになるのではないかと思います。

いや、自分としては誰も抜けてほしくないし、今の幸せな箱がずっと続くといいなって思ってるんですけどね。でもその一方で、初期メンはもう7年目に突入しているわけで、つまりタレントさんは7つ歳を取ってるんですよね。これがもう一つの理由。

ホロライブ加入前に別の職に就いていたタレントさんがほとんどですし、そのへんから実年齢を考えちゃうと人生のイベントを考慮したときに結構微妙なところなんじゃないかなと。もちろんVtuberなのでそのへん上手く誤魔化してもろて、という話もあるんですが、残された時間とか考えちゃうところも絶対あると思うんですよね。だから、自分のエゴを一方的に押し付けちゃうのもな、ってとこがある。

ということで、いろいろ書いているうちに気持ちの整理もついてきて、今後の流れが楽しみだなというオタク気質なところが戻ってきました。自分、他の趣味、同人とか競馬とかもそうなんだけど、一つの対象に夢中になるというよりは、色々な意思が混ざり合ってできる歴史という時間的な流れにすごく興味を持つ癖があるんですよね。

なので、今後、ホロライブとVtuber界隈がどういう流れを形作っていくのか、見守っていくのが楽しみです。ああ、もっと早くハマりたかったなぁ。


でも、最後にこれだけ言わせて。ホロ箱推しって言ったけど、特に2期生が大好きなんです。彼女たち5人が揃う景色がもう見れなくなっちゃうのは本当につらい。スバルの5周年ライブの最後は、この5人がずっと永遠に続くと思ってたし、スターライトの2期生の名前にあわせた歌詞は、もう涙無しでは聴けなくなってしまうよ。




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