知っててほしい!典型的な脳梗塞の症状 夏場は脳梗塞が発症しやすい!?(転載)
こんにちわ、ゴン太です。
皆さんは「脳卒中週間」というものをご存知でしょうか?
脳卒中週間(毎年5/25~31)
日本脳卒中協会が脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)に関する
啓発活動を行う目的で定めた週間。
脳卒中に関する知識と理解を一般市民に広め、脳卒中予防につなげる。
私も33歳の頃に脳梗塞を発症しました。
治療してくださった先生方や
周りの人達のサポート、リハビリのおかげで、
今はほぼ依然と変わらぬ生活を送れています。
今現在を元気に過ごせていることへの感謝と
微力ながら脳卒中(脳梗塞)に関する啓発の手助けになればと思い
改めてnoteに過去のブログ記事を転載することにしました。
以下、去年(2017年5月24日)の自分ブログの転載(一部読みやすく改変)です。
自分のエッセイ漫画の宣伝も兼ねた記事となりますが
ご覧頂けると嬉しいです。
【目次】
■ 私が脳梗塞を発症した時
■ 典型的な脳梗塞の症状
■ 症状が消えた? TIA(一過性脳虚血発作)とは
■ 脳梗塞は夏場も注意!
■ 時間との勝負
■ まとめ
■ 私が脳梗塞を発症した時
私が脳梗塞を発症したとき…
脳梗塞の症状を知らなかったため
病院へ行くのが遅れたという経験があります。
その後 病院へ向かい7時間経過してから
診療→即入院となりました。
幸い命に別状はなかったけれど、
もっと対処が遅れたら半身不随やそのまま帰らぬ人になっていたかも…
「知らない」とはなんて怖いことなのか…っと思いました。
■ 典型的な脳梗塞の症状
同時に、脳梗塞にはどんな症状があるのだろう?と思いました。
私の場合は・・・
「指が動かない」
「物がつかめない」
「まっすぐ歩けない」
等の症状が出たけれど、他にもあるのだろうか?
そこで杏林大学医学部 医学教育学 准教授 冨田泰彦先生にインタビューして
脳梗塞の典型的な症状について伺ってきました。
【典型的な脳梗塞の症状】
・おはしやペンが持ちにくい
・手足の脱力、しびれ、ふらつき
・顔のゆがみ、よだれや水がたれる
・口がもつれる、言葉が出ない
・頭痛、めまい、物が二重に見える等
・半身麻痺(重度の障害!)
・意識障害(重度の障害!)
顔の筋肉が強張って顔が歪んだり、
水が上手く飲めなかったり、
呂律が回らなかったり 等の症状もあるようです。
重度になると朦朧としたり気を失ったりなどの意識障害も!
■ 症状が消えた? TIA(一過性脳虚血発作)とは
さらに気になるのが、
一度脳梗塞の症状が出たのに短時間で症状が消える
TIA(一過性脳虚血発作)という発作。
これ、実は心当たりがありまして…(´`:)
入院する数ヶ月前に起きたら腕が1時間痺れっぱなしだったことが
何度かありました。
その時は寝相が悪くて腕が痺れたと思ってました。
(痺れる時間が長いなぁとは思いましたが…)
今思い返すと、あれは“病気のサイン”だったのかもしれません。
■ 脳梗塞は夏場も注意!
また、脳梗塞は夏場が最も多く発症しやすいとのお話も!
(※夏以外の季節に少ないわけではない)
理由は「脱水症状」
水分が不足するとドロドロ血になって
血栓(血の塊)ができやすくなり、血管が詰まりやすくなります。
なので、こまめに水分補給することが大事です。(もちろん冬場も)
目安は食事以外で一日最低800ml位の水(※)
コーヒーやお茶よりも白湯やミネラルウォーターを飲みましょう
(※)年齢・体重などで量は変わります。
また、持病により飲水量が制限される場合もあります。
最近は暑い日が続くので特に水分補給を心掛けねば!
■ 時間との勝負
脳梗塞の症状知らなくて病院行くの遅れた私は声を大にして言いたい。
脳梗塞は時間との勝負です。
症状が出たらすぐ病院へ!
■ まとめ
■典型的な脳梗塞の症状を知ろう
・おはしやペンが持ちにくい
・手足の脱力、しびれ、ふらつき
・顔のゆがみ、よだれや水がたれる
・口がもつれる、言葉が出ない
・頭痛、めまい、物が二重に見える等
・半身麻痺(重度!)
・意識障害(重度!)
■症状が短時間で消えても病院で診察や検査を受けよう
MRIを受けると状態がすぐに分かる
■こまめに水分補給しよう
■「変だな?」と思ったらすぐ病院へ!
自力での通院が出来ない場合は迷わず救急車を呼ぼう
以上、「これだけは知っててほしい!!」脳梗塞の事でした。
【コミックエッセイの宣伝】
ゴン太の脳梗塞闘病生活、
そして冨田泰彦先生とのインタビュー漫画を収録した
コミックエッセイ「33歳漫画家志望が脳梗塞になった話」はこちら!
♪ 併せて読みたい ♪
患者を看病するあなたも患者さん!?
がん患者に限らず、全ての人に読んで欲しい
初の患者家族目線エッセイ本!
「今日から第二の患者さん がん患者家族のお役立ちマニュアル」
(青鹿ユウ・著)