自殺志願者はだれよりも命の大切さについて考えている
「絶対に死んではいけない!」「命は大切に」と主張する人がいます。大勢います。いすぎるほどいます。その人たちに一言だけこう質問します「なぜですか?」
すると、その人たちはこう返してきます「当然だろ!」
「当然」を根拠にすることは建設的でしょうか。なにを質問しても「当然だから」を根拠にしてしまうこと、それは質問からの逃避です。
「絶対に死んではいけない!」「命は大切に」と主張するからには明確な根拠を確保して欲しいものです。面倒くさがらずにとことん考え抜いて用意して欲しいです。だから自殺者の心を掴めないのです。自殺する人の考えを変えることはできないのです。自殺者が減らないのは「命は大切に」という根拠なき軽薄な存在たちなのです。
自殺志願者はだれよりも命の大切さについて自問自答しています。生きるとはどういう意味か?意義か?死ぬとはどういうことなのか?人間とは?感情とは?生命の尊さとは…だれよりも考えています。
発作的に死ぬ、
なんてあり得ないのです。自殺者が命を軽んじてるという風潮が我慢なりません。むしろその逆です。大間違いです。誰よりも命について考えて、そして涙している人たちなのです。
馬鹿にしないで欲しいのです。
自殺志願者はだれよりも命の大切さについて考えているのです。だれよりも深く。
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