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闘う人を見て負けたくない気持ちについて改めて考えた日(2023年7月29日、東京女子プロレスを観戦して思ったこと)

 東京女子プロレスを観ると幸せな気持ちになる。
 東京女子プロレスを観ると、何かを頑張ろうという思いが強くなる。

 前半は、ハイパーミサヲ選手さんが桐生真弥選手を秒で沈めてからの再試合(「ひとりよがりですみませんでした」とタッグパートナーたちに謝罪するという新しい謝罪パターン!)や、髪を切ってさらに凛々しくなった凍雅選手がエルボーやチョークスラムも放って勝てそうなところまでいった試合等々、見応え十分でしっかり心の栄養を摂取。

 後半は、プリンセスカップ準々決勝。
 ほぼ同期の対決となった遠藤有栖選手と荒井優希選手。
 去年の決勝進出者・渡辺未詩選手と当たる上福ゆき選手。
 トーナメント優勝経験のない山下実優 選手と宮本もか選手。
 決勝カードでもおかしくない、辰巳リカ選手と中島翔子選手。

 どの試合も熱くて、声援を送りながら感じたのは「負けたくない」という気持ちだった。

 同期には負けたくない。
 下馬評に負けたくない。
 夢を叶えるために勝ちたいから負けたくない。

 この負けたくない気持ちは、こう言い換えられる気がする。

 相手との戦績を気にする自分、
 他者の言葉が作ってきた自分に対する印象と自分自身が等しいと思ってきた自分、
 まだ夢を叶えていない自分、
 ……に、負けたくない。

 目の前の対戦相手に負けたくない気持ちは、自分を成長させるための、きっかけ。
 そんな健気さを抱えて闘う可愛い女子レスラーを目の当たりにしたら、応援するしかないではないか! と、声援で張り合って負けたくないと思う私も、成長しようとしているんだと思いたい。

 さて、次はどんな試合を観られるかな。

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