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魔法でもなんでもない韓国語学習の近道

みなさんこんにちは。韓国語コーチののぞみです。


今日は、私の「語学学習」に対する考えを、少し辛口で🌶️お話ししたいと思います。

語学コーチングを受ければ、高い受講料を払えば、自分の韓国語力は伸びるんじゃないの?
そう思われている方がもし、いらっしゃるのであれば、、

ごめんなさい、期待に沿うことはできないと思います。

このページにあるのは、ただ「コツコツ努力をするのが一番の近道だよ」と言っている24歳の小言です😅耳が痛いかもしれません。

実際、今の自分にとっては特大ブーメランですが、本当にそうなのです。

でもこんな小娘が生意気に小言を言うようになったのにも理由があります。

その背景を知りたい方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれないので、私の韓国語学習遍歴からお話しさせていただきます。une韓国語コーチングにご興味をお持ちの方には、「こんな考えのコーチが伴走してくれるんだな」と言うことが分かっていただければ嬉しいです😊

韓国語学習遍歴

私が韓国語を勉強し始めたのは、高校生3年生のセンター試験の試験勉強真っ盛り。やりたくもない科目から逃げて、塾の自習室でこっそり韓国語勉強を始めました笑  勉強はしてますよ、と笑

最初は K - POP ダンスとか YouTube を楽しめるようになればと思って、勉強を始めました。
なので、ハングル 読めるようになった後は YouTube の

「これさえやればOK!韓国語をのばず方法3選!」とか
「モチベーションアップのためにやっていること」とか
インスタの文法をまとめた投稿とかを流し見していました。

そこから、大学に入ったらひょんなことから韓国人の彼氏ができて(?)
「私韓国語やってます(フンッ)」みたいな感じになっちゃったんですね。(痛々しい。。。)

人の勉強方法とか、表面的な情報ばっかりを見ているのに。
韓国人の彼氏(日本語で話す)がいるだけなのに『韓国語を勉強している気』になっていたんですね。

勉強している気になるというのが本当に一番厄介。

この時、全然身につく勉強をしていなかったのにも関わらず、TOPIKを受験しようとし、結局当日になって怖気付いて試験会場に行かなかったという、最悪な劣等生でした。

自分に韓国語能力がないのも分かっていたし、本当の意味で勉強をしていないということにも薄々気づき始めていました。


「勉強している気になる」の罠


韓国語をやり始めて2年ぐらい経った頃、勉強している(気になっているだけ)のに、私全然できるようにならない。。。

と感じ、その時は「勉強時間が足りないのかも」「勉強アカウントを作って、他の人に見られながらがんばろう」と思いました。

その時も大した勉強はできていなかったのですが、写真や文章にこだわって、人に見せるための勉強アカウントを細々とやっていたんです。その時に、に「 1年間で独学でTOPIK6級を取った人」の投稿を見つけました。

その投稿を見た時の私の気持ちは、ぐっちゃぐちゃだったと思います。衝撃も受けたし、悔しいとか、腹が立つとか、羨ましい、自分が情けない、とか。

その時点で私は勉強し始めて2年半くらい。TOPIK6級なんて夢のまた夢のような遠い存在でした。なのに、自分より勉強の歴が浅い人にあっさりと抜かされて、かなり悔しかったんでしょうね。しかもこれで私「韓国語勉強してます」なんて、恥ずかしいと。


ここでみなさんに「TOPIK6級に1年で合格できたのがすごい」ということを伝えたいわけではありません。その方がどんなふうに1年間勉強したのか、わかりませんし、TOPIKの級も、勉強年数も正直ただの数字でしかないからです。

ましてや、「当時の私は悔しい気持ちをバネにして頑張りました」という根性論の話でもありません。

語学の習得は人と比べることで上達するわけでもないですから、当時の私の考え方は甚だ間違ってたんです。人の成功を見て、同じ土俵に上がってもいないのに、勝手に比べて衝撃を受けて落ち込むという…

本当に顧みるべきところは、「私は本当に韓国語ができるようになるための勉強をしていたの?」というところだったと思います。

目新しい勉強法や教材を探したり、可愛いスケジュール帳を買って満足したり、動画やコンテンツを見るだけで勉強した気になったり、単語をノートに書き写しただけで、「単語がなかなか覚えられない」と嘆いてみたり…

今になって振り返ると、それまでの私は2年半、スキルやテクニックに逃げていたように感じます。コツコツ積み上げること、泥臭く画板張ることをせず、手っ取り早く成果が出るものを求めて、すぐに飛びついて捨てるように韓国語学習を消費していました。

でも、消費していたのは、私の大切な大切な時間で、
「勉強しているのに韓国語ができるようにならない」「私は語学に向いてないのかも」と心までもが擦り減ってしまいました。

その後、とりあえず留学行けばなんとかなるのでは(彼氏も韓国に帰っちゃったし🥺)と思って、韓国留学に行こうとしたのですが、不運なことコロナでキャンセルとなりました。

つくづく私はダメだな〜欲しいもの何も手に入れられてない、、と思いだいぶメンタルもやられましたが、これがきっかけとなり、自分の勉強方法を改める必要性を強く感じました。

それからは、地道な努力を避けるのをやめ、コツコツ積み上げる学習法に切り替えたんです。


地道な勉強の大切さ

ここからは、私が具体的にどう勉強方法を変えたのかをお話しします。
何度も言いますが、突飛なテクニックはありません。当たり前のことだけです。当たり前で、かつ私を含めて多くの人が嫌う地味な勉強法です。

  1. 単語帳を繰り返し使う
    単語帳を1冊決めて、それを繰り返し使うことにしました。繰り返しの中で覚えた単語が増えると、自分の成長を感じられ、モチベーションも上がりました。

  2. 計画を立ててコツコツ取り組む
    1日の勉強時間をきっちり決め、少しずつ積み上げていく方法を取りました。留学はできませんでしたが、そのおかげで家でじっくり基礎を固める時間が作れました。

  3. 教材を1冊に絞る
    テキストを2冊、3冊と増やすと情報が分散してしまいます。1冊の内容を徹底的にやり込み、「この教材なら完璧」と思える状態を目指しました。

  4. スキルを集中して磨く
    3か月ごとに目標を設定し、単語、リスニング、会話などを順番に重点的に取り組む方法にしました。同時に手を広げるのではなく、1つに集中した方が効率的でした。


努力の先に見えたもの

勉強法を変えてからは、少しずつ成果が出始めました。正答率が上がり、以前よりも着実にできることが増えたのです。

特に印象的だったのは、勉強が「習慣化」したこと。授業、バイト、実習、卒論など、忙しい大学生活の中でも、朝5時半に起きて毎日2時間は確保し続けました。

魔法のようなテクニックは使いません。ただ、基本に忠実に、コツコツと積み上げること。それを続けるうちに、韓国語を話す自信が少しずつ湧いてきました。

そうすることで、韓国語の勉強はどんどん楽しくなるし、夢だった留学にいくこともでき、留学先ではぐんぐん実力が伸びていきました。帰国後は都内でOLをしつつ、韓国語のオンライン講師や通訳のお仕事をさせていただいたことで、夢のまた夢だと思っていたことがどんどん実現していく楽しさを実感しました。


今では逆に「こうでなくちゃ進めない」と思った。

最初は嫌だな〜と思っていたやり方でも、逆に今は「これでしか私は前に進めない」と思うようになりました。

私はあまり自分に自信がない方ですし、人から「できる」と言われても自分では「いやいや、まだですよ」となりがち。

でも韓国語ができるようになりたい、話せるようになりたいという思いを叶えてあげるためには、自分の口から韓国語を話す以外、方法がありません。

だから、「これだけやったんだから、私はできるよ」「話してみなよ」と自分に言ってあげられるくらいの努力が必要だと思っています。

1000000歩譲って、ちょっとコンテンツを見たり、他の人の勉強法をつまみ食いしただけで、韓国語が分かるようになっていたとしても、

「私はそれじゃ嫌だ」といって、口に出さないんじゃないかなと思います。


努力なしに「簡単」な言語は存在しない

韓国語は「日本人には比較的簡単」と言われることがありますが、それは必要な努力をちゃんと積み重ねた結果として「簡単に感じる」というだけの話です。努力を怠ったまま「簡単」と期待すると、思ったようにできない自分に失望してしまうかもしれません。

努力を重ねることが大事だということに気づいてからは、「楽な方法」を探すことはやめました。語学習得は地道に積み上げる作業です。それを避けては、いつまでたっても話せるようにはなりません。自分の中で「しっかり学んできた」と自信を持てるくらい、単語や表現を積み上げていく必要があります。

逆に、積み上げ続けたことによって、TOPIKも独学でなんとか4級まで取得し、読み書きの基礎ができている状態で留学に行けたので、会話の実力もメキメキ上がりました。(話せるようになりたいからと言って、いきなり会話練習するのは違うんだなと悟りました。)帰国後はあっさりTOPIK6級取得することができ、

「あ、急がば回れは本当なんだ。」と拍子抜けした私でした😅

韓国語学習を成功させる秘訣

私の考える韓国語学習の成功の鍵は何度も言いますが、変に小手先のテクニックに頼らず、コツコツと現実的に努力することです。もちろん、効率の良い方法はありますが、それが必ずしも「簡単」や「楽」ではないことを理解する必要があります。

ただ、楽でも簡単でもない道に放り出されて、一人で頑張って〜と言うのはあまりにも酷ですし、楽しくはない。私も一人でずっと頑張れていたわけではなく、オンラインの勉強コミュニティーに参加してみたりして試行錯誤を繰り返して、なんとか勉強を続けられる方法はないかと探していました。

どんなに好きで始めた韓国語でも、その先に幸せがあるとわかっていても、地道な勉強を続けるのは難しいものです。

しなくてもいい苦労はする必要がないと思います。なので、私の韓国語コーチングでは、正しい努力をサポートし、一緒に学びを積み重ねていくことを、できるようになった実感を持ちながら進めていくことを大切にしています。一人では挫折しやすいかもしれなくても、その道を乗り越えてきたコーチと一緒なら頑張れる気がしませんか?

知識やスキルは一度身につけたら人から奪われることはありません。どれだけ辛くならずに勉強を続けられるかによって、その一生物のスキルは誰にも奪うことができない、自分の財産になっていくのです。

韓国語に限らず、これから時間を使うのであれば、正しい方向に向かって、正しい努力をしながら進むことがより賢い選択なのではないかなと思っています。一緒に頑張りましょう😊

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