Message in a bottle(吉川太郎さん23歳の誕生日に寄せて)
吉川太郎さん、23歳の誕生日、おめでとうございます。
22歳の太郎くんは、これまで以上にひときわ輝いていて、太郎くんのアイドル人生の半分も見ていない私でも、なんだかずいぶんと遠くまで来たな、遠くまで連れてきてもらったな、という気持ちに何度もさせられました。
サマステで太郎くんの「東京まで連れてきてくれてありがとう」という挨拶を聞いた時に、梅雨魂で太郎くんが「(これからの僕たちのことも)全部観に来て欲しいです、」と言っていたことを思い出したりもしました。
ここまでの歩みを、すぐそばでとはいかないけれど、遠くからでも、同じ時間軸で、同じ速度で見ることができた私は、本当に幸せ者です。
同じく梅雨魂の挨拶で、AmBitiousとしてのお披露目公演だった8BEATについて「こんなんで大丈夫かなって思って、一生懸命練習して」、でも実際に舞台に立ってみたら「お客さんってこんなに優しいんやって思いました」と少しほっとしたように話してくれた太郎くんが、いまや、単独公演で堂々と東京のステージに立っていると思うと、長かったような短かったような不思議な感覚で、でも、通ってきた道の長さに驚いたりもしています。
あの頃の太郎くんももちろんとってもかっこよかったけど、たくさんの経験を積んで、ダンスも歌声も、パフォーマンスのすべてがパワーアップした太郎くんは、ますます輝きを増していて、とにかくかっこよくて、観ているこちらも気持ちを追いつかせるのが大変です。
とくに、踊ROK! DANCE TOURでは、これまでとは違う表情をたくさん見せてもらって、ずっとずっとドキドキしっぱなしでした。
ダンスをしている時の表情はもちろんのこと、歌声の色合いも曲によって全く違っていて、いつのまにこんな歌い分けができるようになったのかと驚きました。名脇役の切なくて柔らかい歌声、Cry outでのがなるような男らしい歌声、Mixed juice冒頭のフェイクの天まで突き抜けていくような歌声、どれも本当に素晴らしかったです。
公演後のインタビューで、ウィンドミルを必死に練習していたこと、それがスタンディングだと見えづらいから披露できなくなったことも知って、少し悲しいというか、勝手に悔しい気持ちにもなりましたが、でも誰にも言わずに何時間も何時間も努力できるところ、そして公演初日までに完成形に持っていけるところ、そういうところが大好きなんだと改めて思いました。
私が見てきた歌声もパフォーマンスも全部太郎くんの努力の賜物なんだと思うと、それがどれだけ大きな努力だったか、想像するだけで途方もなくて、圧倒されてしまいます。
サマステは踊ROK!で作り上げた武器をさらに磨き上げているかのようで、ますます輝きを増していて、前を見据える目線はとても力強くて、私が初めて観た時の、少し自信なさげに目線を泳がせていた太郎くんのことをもう思い出せなくなってしまうくらいでした。
「ここに」の、「始まるんじゃない始めるんだぜ」というソロパートがとても力強くて、一音一音しっかりと発音された歌声は耳にまっすぐに届いて、たくさんの元気をもらえました。あのときの太郎くんの表情もだいすきだったなあ。忘れられません。
それから、太郎くんのかっこいいところはコンサートだけじゃなくて。
春の松竹座公演で、ほとんど主演みたいな立ち位置で1ヶ月間毎日毎日たくさんのひとを笑わせていた太郎くんも、ほんとにほんとにかっこよくて眩しかったです。
何度か観に行かせていただいたのですが、毎回毎回とても面白いし、一発ギャグリレーで綺麗に伏線回収したギャグをするのを見て、太郎くんって本当に頭がいいんだなと改めて感じました。
いちど角くんがせりふを飛ばしてしまった時の咄嗟の判断も鮮やかで(内心気が気じゃなかったかもしれないけど)、その頭の回転の速さと経験値を駆使した機転のきかせ方に、すきの気持ちがますます強まりました。
ミナミ笑点街の太郎くんのことを思い出すと、太郎くんがジュニア公式サイトのプロフィールに書いている「世界中のみーんなを笑顔にすること」という将来の夢も、あながち無茶な、達成不可能な夢というわけじゃない気がしてきます。
太郎くんはきっとこれからも、もっともっといろんな人のことを笑顔にできる存在だから。
ミナミ笑店街といえば、サプライズ卒業式の太郎くんの、「こうやってお仕事と大学を両立できたのは心の支えになってくれたファンの皆さんのおかげです。」という言葉も大切な大切な宝物です。
約3年前、AmBitious結成をサプライズで知らされた時に太郎くんが言った「やっとファンの人たちにクリスマスプレゼントができる」という言葉を読んで、この人のことを本気で応援しよう、と決心したことを思い出しました。
20代前半なんて俺が俺が、になるひとも多い中、太郎くんは、いつも自分より先に他人のことを、ファンのことを口に出すんですよね。
このひとの、こういうところが好きなんだと改めて実感しました。
正直なところ、太郎くんのことを初めて観た時からしばらくは、いつかいなくなっちゃうんじゃないかと思ってずっと怖くて、好きの気持ちと表裏一体のその怖さを抱えながら好きでいつづける自信もなくて、いつもこれが最後かもしれないと思いながら見ることに耐えられなくて、だから、大学卒業まで見届けたらそれで終わりにしようと思ってたんです。
でも、いつのまにか好きな気持ちがどんどん怖さを追い越していって、このひとのことを見続けたいと思うようになっていって。
サプライズ卒業式の「心の支えになってくださったファンの皆さんのおかげ」という言葉を聞いて、原点に立ち返った気持ちになりながら、大学卒業という大きな分岐点においてもステージに立ち続けることを選んだ太郎くんのことを、まだまだちゃんと見ていこうという決心をしました。
わたしはもちろん太郎くんも人間だから、なにかが変わってしまうこともあるだろうし、これから先のことなんて本当に何もわからないけれど、でも、太郎くんがステージに立つことを選び続ける限りは、ステージの上に居続ける限りは、できるだけ長く、太郎くんのことを見ていたいと思っています。
吉川太郎さん、改めて、23歳の誕生日おめでとうございます。
いつもたくさんの幸せをありがとう。元気を、笑顔をくれてありがとう。こんなに遠くまで連れてきてくれてありがとう。
いいことばかりの人生なんてあるわけないけど、それでもわたしは、貴方の人生に、いいことができるだけたくさん起こるように、貴方がずっと幸せであるように、ずっとずっとずっと祈っています。
たくさんの愛と感謝と祈りを込めて。
2024.10.9 このった
追伸
インターネットの海に流したこの文章、太郎くんのお手元に届いていますか?長々と書いてしまってごめんなさい。
いつも幸せをもらってばかりで、元気をもらってばかりで、笑顔にしてもらってばかりで、何もお返しできていないと思って落ち込むことも多いのですが、お送りしているお手紙やこういうところに書き残している文章で、少しでも感謝の気持ちが伝わっていたら、これほど嬉しいことはないです。
あ、でも、エゴサはほどほどにしてくださいね。
貴方の幸せと健康を心から祈っています。大好きです。