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真冬の小鳥
職場の搬入口によく来る小鳥くん(ハクセキレイ)。
暑い夏の日も雪降る冬の日も、
ご飯を求めてテチテチ歩いて、
たまに飛んで逃げてく小鳥くん。
小鳥くんに「生きるべきか死ぬべきか」なんて悩みは無い。
「ご飯を食べて、明日も生きる」
本能だけに従って生きている。
丸っこい冬の小鳥くん。
きっと明日も同じように生きていく。
「生きるべきか、死ぬべきか」
人間を進化させ、また同時に苦しめてきた“知恵”は、
人間が得た武器であり、枷でもあるのだろう。
今日も明日もその先も、
どこかの誰かが枷に殺される。
私もこの枷を外せれば、
小鳥くんみたいに飛んでけるだろうか?
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社会から逃げてサバイバル生活送るような
度胸も覚悟も無いッスけどね」
おわり