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hyde誕生祭について語りたい
皆さん、hyde誕生祭参加しましたか?
私は2日目のみ参加してきました。
いやぁ‥ライブが素晴らしいクオリティだったのはもちろんのこと、色んなことを考えさせられるような内容でしたよね。
今回はライブを観ての雑感をここでまとめていこうと思います。
0.ライブ前のこと
東京ドームでのライブに参加するのも久々だったので、無事に席まで辿り着けるか‥と若干冷や冷やしながら会場に向かいました。
東京駅から東京メトロで後楽園駅まで移動してから歩いたのですが、まあたくさん人はいるものの、そこまでごった返しているというほどではなかったので安心。
クラッカーの件で入場には少し時間がかかるかと予想していたものの、結構するすると入場できたのでここも安心。
私は5個入りのクラッカーを持参したので、持ち込む1個を除いた残りの4個は受付に預けてきました。
他にもたくさんの人が預けていたあのクラッカー達は後にちゃんと活用されたかな‥?w
座席は一階一塁側の上の方でした。
正直そこまで良い席ではないわけですが、ドームくらい大きい会場だと席はどこでも良いかなと思っている派なので特に不満はなし。
開演前のBGMとしては『XXX』と『Anemone』のオーケストラフレーズが流れていましたね。(他にもあったかも)
席についてから開演までは相当なドキドキ感で、自分出演者側だったかな?と錯覚しそうなほどの胸の高鳴りを感じていましたw
定刻になっても着席していない人がかなり多かった印象で、開演は5〜10分くらいは押していましたね。
暗転した後にはOP映像に引き続いてのメンバー紹介(名前は出ず顔だけ)から、モンスター的hydeの氷壁を突き破っての登場ということで、一曲目のカラーに上手く繋がる展開でとても良かったです。
1.DRINK IT DOWN
1曲目は『DRINK IT DOWN』でした!
これは意外でしたね、、この曲を1曲目で演奏したことってあったかな?
確かなかったような気がするのですが、イントロのフレーズを鳴らしっぱなしにして、切れ目のところでバンドの音が鳴るアレンジがなかなか格好良かったです。
1曲目にこの曲を聴いて、ああ今回はhydeが本当にやりたい曲を選んでいそうだな‥と思いましたねw
曲自体も好きだし、モニターに4人の映像が映し出されたと時にはとんでもなくテンションが上がったのですが、1サビに入ったくらいのところで少し我に返る瞬間がありまして‥どうしても音響のゴチャゴチャさが気になってしまいました。
1曲目だしそりゃそうだろというのもあるし、そもそも自分の席がサイド側だったからなのかもしれません。
この後音響は徐々に良くなっていった印象です。
kenが1曲目から楽しそうに動きながら演奏していて、こちらもテンション爆上がりでしたねw
kenとtetsuyaとyukihiroの衣装のテイストは割と普段と似た感じでしたが、hydeは背中が見えるコート的な服が素敵でした。
ピンクがかった金髪(銀髪?)が似合っていて、もはやCGじゃないかと疑ってしまうレベルで美しかったです。
2.XXX
2曲目はライブの定番『XXX』。
2011年以降の自分が参加したライブではほとんど演奏されているような気もします。
何度聴いても、これはL'Arc〜en〜Cielにしかできないよな‥という名曲だなと。
hydeの歌い方にステージング、ゆらゆらしながらコーラスするtetsuyaと、本当に何回観ても良いです。
1曲目と比べると音がそこまで詰まっておらず、隙間が多めの曲ではあるので、だいぶこの時点でも音が聴きやすくなったなぁと感じていました。
最後のサビの後のkenのリードフレーズのところ、結構ソフトなタッチで弾いていたような気がして、そこにも痺れました!
3.CHASE
BUTTERFLY繋がりで次は『CHASE』が来ましたね。
この曲は発売された時期が近いことも相まって、『XXX』との親和性がどことなく高いですね。
この曲は今回ライブで聴いて、「あっ凄く良いなぁ」と印象が改まった曲の一つでもあります。
サビのコールアンドレスポンス的な箇所といい、シンセベースが鳴り続ける中でhydeが観客を煽るパートといい、ライブで聴いた時に更に化ける曲だなと思わされました。
実際に私の隣にいたお客さんもこの曲が来てとてもテンションが上がっていましたしねw
どうやら初日のライブではこの曲の間奏明けでhydeが歌入りのタイミングを間違えるというハプニングがあったとか。
この日の同じ箇所では何となくhydeが長めに溜めているような気がしたのですが、初日のこともあって慎重を期したのかもしれませんね。
4.fate
『CHASE』の終わりの方でhydeがかなり熱く観客を盛り上げていたので、次も盛り上がり系の曲かな?と思っていたところ、打って変わって4曲目は『fate』。
列車の車輪部分か何かを接写した映像がモニターに流れていたのが印象的でした。
最初から気になっていた音響のゴチャゴチャ感については、この曲の頃にはもうあまり気にならなくなっていましたね。
この曲は、メンバー全員お気に入りの曲なんだろうなぁというのが伝わってくるような四人の演奏ぶりで、曲が持つ世界観に没入することができました。
kenのネックピーンを久々に聴くことができて嬉しかったです。
5.花葬
いやあ『花葬』来ましたね。
kenの弾くギターのイントロが始まった瞬間に鳥肌が立ってしまいました。
と同時にこの日の初泣きw
やはりこの曲は良い。良過ぎます。
元々好きだったこの曲ですけれども、hydeの歌の表現力が爆上がりしていることによって、よりとんでもない仕上がりになっていました。
ラスサビ前の「なっはー!」が本当に熱過ぎ。
この曲のtetsuyaのベースはかなり細かい動きをしているのですが、この曲の頃にはベースラインの細かい動きもある程度聞き取れるような音響に改善されていたので、しっかりとフレーズを味わうことができました。
ドラムに関しては、この曲でもyukihiroが非常に繊細な16分ハットワークを見せているのが視覚では見ることができたものの、音としてはそうした細かいところまで聞き取れなかったのは残念。
流石にドームほどの規模の会場ともなると、演者と音響スタッフがどれだけプロフェッショナルであったとしても、クリアな音で聴くというのはなかなか難しいものですね。
6.浸食〜lose control 〜
アルバム『ray』と同じ流れで、次は『浸食〜lose control 〜』。
これもイントロの不穏な音と、緑系の光線がステージから発せられ始めた時にテンション上がったなぁ‥
この曲に関しては演奏はとても良かったのですが、照明のことが少し気になっていまして。
自動制御で明滅していた観客のライトがこの曲で一斉に消えたんですよね。
ここで観客席が暗転した時に、なぜか心細い気持ちになってしまったのは私だけなのでしょうかw
何となく周囲の席のお客さん達も同じように戸惑っているような気もしました。
とはいえ、ステージだけが神々しく光っているあの演出自体は格好良くて好きでした。
7.EVERLASTING
これも「キターっ!!」でしたね。
今回はこれ演奏してくれるんじゃないかな、hydeはこの曲好きなんじゃないかな‥と予想していたところがあったので、最高に嬉しかったです。
前回のライブ演奏時と同じく、tetsuyaはベースでなくギターを演奏していましたね。
あのギターは何だったんですかね?
GLAYのHISASHIが使っているZEMAITISの12弦バージョンのように見えたのですが、tetsuyaモデルとしてESPが製作した何かだったりするのかな。
この曲では歌詞がモニターに映し出されていて、歌詞の世界観をじっくりと味わいながら楽しむことができましたね。
歌が一通り終わり、アウトロの最後でkenとtetsuyaのギターが掛け合いのようなフレーズを弾いて終わりに向かっていく一連の流れがとても好きなので、今回改めて聴くことができて最高でした。
8.forbidden lover
『EVERLASTING』からこの曲への流れも最高でしたね‥
曲の世界観は異なりつつも、許されない恋人という意味では共通点も感じられるこの二曲を続けるあたり、hyde流石だなぁと思ってしまいました。
この曲は本当に、固唾を飲んで見守るような気持ちで終始聴き入っていました。
Aメロのギターのライブアレンジがとても好きで、今回も同じ雰囲気のフレーズを弾いてくれたのでとても嬉しかったです。
ラスサビが終わった後の余韻を残すようなフレーズも最高でしたね。
9.接吻
許されない恋人曲からの『接吻』。
こんな流れ、もう脱帽を禁じ得ませんよw
この曲も聴けたらいいなーと思っていた曲の一つで、後楽園駅に到着した時にちょうどこの曲が流れていたので、勝手に運命的なものを感じてしまいました。
今回のライブでは、ギターソロのところでkenがセンターステージに移動して、長尺のスーパーソロタイプを繰り広げていましたね。
とても楽しそうなkenの姿を見ることができて、胸が熱くなりました。
KISSのツアーの時もこの曲は一種の仕掛け的な使われ方をしていましたが、何かと使い勝手の良い曲なのかもしれません。
10.in the Air
『接吻』が終わると、今度はtetsuyaがセンターステージに移動して軽めのソロパート。
この時、完全に『ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE』のフレーズ弾きましたよね?
まあ『in the Air』と音遣いが非常に似ているのでしょうがないのかもしれませんが、ぬか喜びをさせられたもんですw
とはいえ『in the Air』もこれはこれで嬉しかったなぁ。
ここでhydeも旗を掲げてセンターステージへ、一方後ろではkenがタバコふかしてましたねw
今回のライブではhydeはかなり低音を響かせるような歌い方をしていた印象があって、この曲は特に音源バージョンとの違いが如実に感じられて良かったです。
MC1
ここでようやくまとまった時間を取ってのMC。
10曲をほぼほぼ休息なしで演奏し続けているメンバーがまず凄過ぎる。
このMCでは、hydeが『今回のライブは歌いたい曲を選んだから、あれがないじゃんとか不満はなしね』という主旨の話をしていました。
まぁ正直ここまでの選曲が最高過ぎたので、これ以降の展開がどうなってもOKです!というくらいの気持ちに既になってましたねw
あとは物議を醸していたそうなクラッカーについて。
クラッカーの使い所はまだまだ先だよという話もしていました。
これまでは暗い曲が多かったけど、ここからは盛り上げていく、ただ歌詞は暗いけどね‥wという感じのMCから次の曲へ。
11.the Fourth Avenue Café
今回のセトリで初の明るくてキャッチーな曲w
今回もなかなかにアングラなセトリになっていたということですね。
ここから徐々に開けていくのかなぁという明るい雰囲気で聴いていたところ、Cメロの何やら意味ありげな歌詞がモニターに表示されて、少しドキッとさせられました。
この辺りは後半のhydeのMCの内容ともリンクしてくるところなのかもしれません。
ラストはhydeが結構なガチ溜息を吐いて曲を締めていましたねw
12.metropolis
小粋なキーボードのフレーズが流れた時、これ何のフレーズだったっけ?となってしまいましたが、久々登場の『metropolis』でした。
もっとアップテンポな曲で来るのかなと展開を予想していたので、この曲のチョイスは良い意味で予想を裏切られましたね。
この曲はtetsuyaのベースが休符多めの隙間の多いフレーズを弾いているのですが、そのベースとドラムの絡みを割としっかりと聞き取れたのが嬉しかったです。
アウトロのラストで、キーボードが演奏しているところを上方から撮っているような映像が映し出されていたのですが、カメラの位置がずれていたのか、弾いている手元が映らないアングルの映像になってしまっていたのには少々冷や冷やしましたw
最終的には手元が映るアングルに変わっていたので、何かしらミスがあったのかもしれません‥
13.get out from the shell
まさかここでまたダークめな曲が来るとは!
これもまた良い意味で予想を裏切られました。
アルバムでもそうだったように、序盤で演奏されるイメージが強いこの曲だったのですが、今回のように中盤で演奏されるのも良いですね。
会場が温まった状態で演奏されるこの曲からは、どこか化けた感が感じられました。
何となく冷たい空気感を纏った曲だというイメージも持っていたところ、hydeがガンガンに煽りまくってくれたので非常に熱くなりましたよね。
tetsuyaの6弦ベースを拝めたのもとても嬉しかったです。
14.HONEY
これでまさかの3作同時リリースシングルコンプリート!
hydeがギターを持ったので何となく予想はしてましたが、この曲も始まってみるとやはり嬉しい。
楽曲人気はやはり高いようで、観客席でもこの曲でとりわけ盛り上がっている人が多かったように感じます。
ライブで聴くと、サビの後半のhyde、ken、tetsuyaのボーカルが重なり合っていくところが本当に素敵です。
15.いばらの涙
もはや定番となったSEから『いばらの涙』へ。
この曲でもまた泣いてしまいましたね‥
hydeがギターを弾きながらこの曲を歌うのはかなり久しぶりじゃないかな?
ギタボ派、立ちボ派両方いるかと思いますが、私はどちらも好きなので甲乙つけ難いです。
この曲はやはり、特別な意味を勝手に見出してしまう、自分にとって本当に大切な曲でして、あと何回この曲を生で聴けるのかなぁなんてことを思いながらしみじみと聴いていました。
アウトロのギターソロは、ここ最近の決まったメロディを弾くような構成ではなく、ある程度はアドリブでフレーズを組み立てていくようなものに回帰していましたね。
kenが曲の世界観に没入して弾いているのが伺えて、そこに合わさるバンドの演奏と共に圧倒的なパフォーマンスだったと思います。
16.Shout at the Devil
本編ラストは『Shout at the Devil』。
『いばらの涙』の後半からどんどん盛り上がってきた熱量をそのまま持ち込んだような演奏、これも素晴らしかった。
本編のこのラスト二曲は、L'Arc〜en〜Cielの持つバンドとしての熱量みたいなものが凝縮された楽曲ですよね。
hydeの旗を振り翳してのパフォーマンス、ラストではその旗を破壊するところまで、これも圧巻でした。
曲が終わるとyukihiroのみがステージに残り、ブラスト的なドラムを渾身の力で叩き切って本編終了。
ここまでだけでも本当にお腹いっぱいなライブになっていましたが、この後アンコールパートに続いていきます。
幕間
本編が終わると、ライブのロゴの王冠がモニターをグルグルと浮遊し始め、少し時間が経ったら『ウェーブが見たいな。』のメッセージが。
これは多分hydeからのメッセージですよねw
ということで観客席もウェーブをしようと試みるのですが、船頭がいないのでどこから始めていいのか分からず、会場のあちらこちらからウェーブが発生するある種カオスな状態になっていました。
これは俯瞰で見るとどんな景色だったんでしょうかね‥気になります。
一通りウェーブが終わり観客が手拍子を始めた後、また『ウェーブが見たいな。』のメッセージが映り、ウェーブを繰り返す流れもありました。
17.真実と幻想と
アンコール前半はセンターステージでの演奏でした。
会場が暗転すると、yukihiroが花束を持って花道を通りセンターステージへ。
そこからメンバーが集結して『真実と幻想と』へ‥という流れなのですが、イントロでkenのギターの音が鳴らないというハプニングが。
何となく不穏な空気を感じつつも曲は進行していき(hydeは曲を止めようか迷っているように見えた)、そのままAメロに突入したところ、そこからはギターの音もしっかりと鳴っており、そのまま演奏し切ることができていました。
ちょっとここはまた冷や冷やさせられましたね。
ただこのハプニングの真相は後に意外なものだったと明らかになります‥
この曲も久々に聴くことができて嬉しかったですね。
それにしても、アンコールの冒頭がこの曲という構成は渋過ぎるw
MC2
ここで2度目のMC。
『真実と幻想と』のイントロのギターの件を話し、バンドは苦しいことも乗り越えてきたと涙を浮かべながら語るhyde。
これには私も釣られてしまいましたが、一方では、hyde何か思い詰めたりはしていないかな‥と少し心配にもなっていました。
また、ここからのMCはhydeの人生観に関するメッセージを聞くことのできた、とても胸に響く内容でした。
人生はいつ終わるか分からないけど、だからこそ愛おしい。やりたいことは今すぐやろう、会いたい人には今会いに行こうと。
このメッセージをhydeは最近の活動で体現してくれていますよね。
18.ALONE EN LA VIDA
上記のMCのような思いを込めた曲だということで演奏されたのが『ALONE EN LA VIDA』。
この曲はとても好きな曲でしたが、それほどまでのメッセージが詰まった曲だということには気づいていませんでした。
非常に胸に響く内容のMCを聞いた後だけに、この時にはバンドの演奏というよりも、hydeの歌う歌詞の内容をしっかりと聞き漏らすことのないように聞こう!と歌に集中して聴いていました。
ただこの時ふと見ると、kenの使っているギターがペイズリー柄のストラトで、それは少し嬉しかったです。
MC3
ここは細かめにMCが入ります。
少し重めの話の後だからか、hydeは少し空気を変えるように、柔らかいトーンでkenに『真実と幻想と』でのハプニングの原因について尋ねました。
すると‥なんと原因はkenがピックを弦に挟んでいたことだと判明!
流石にこれには笑いましたし、hydeも緊張の糸が切れたかのように笑い落ちていましたねw
kenさんのせいですwということで会場の空気が少し暖かくなった状態で次の曲へ。
18.雪の足跡
どうやらこの曲は初日には演奏されなかったようで、hydeがタイトルコールを行った時に会場がざわついていましたね。
季節は冬ということで、『雪の足跡』。
冬の曲ですが、この曲は聴くと本当にほっこりします。
それはこのライブでも変わらず、前曲に引き続いて歌詞を噛み締めて聴いていたのもあって、ここでもジーンときてしまいました。
ドームの天井に文字通り『雪の足跡』が映し出されているかのようなライティングもとても素晴らしかったです。
MC3
『雪の足跡』が終わると、メンバー全員で花道を歩いてメインステージへ移動。
ここでようやくのクラッカーイベント。
ハッピーバースデーを歌った後でカウントダウン、皆でハッピーバースデーと言いながらクラッカーを鳴らすという流れだったのですが、意外とクラッカーを鳴らすタイミングが難しかった。
hydeの言った通り、時間差でクラッカーがブルルルルと鳴っていくような感じでしたねw
そこからのMCではhydeが花束をもらったことに関連して、hydeが他のメンバーに好きな花について質問していました。
まずkenにこの質問をした時に、何となく嫌な予感がしていたのですが‥予感通りの純度100%下ネタを炸裂されてくれていましたねw w w
まさかここまでとは‥というくらい清々しい下ネタで笑ってしまいました。
あくまで花の話ですよと言いながら花束を回転させていたhydeが可愛らしかったです。
tetsuyaは好きな花の話には真正面からは答えず、間接的にtetsuyaが行っている花束を贈るサービスを告知するような内容になっていましたw
そしてラストの御大yuihiro様。
hydeから、タンポポとチューリップどちらを家に飾りたいか(?)と尋ねられ、チューリップと二度答えさせられていたのがツボでしたw
yukihiroさんで遊んじゃダメですよ、と言うhyde。
ここのMCは和やかな雰囲気で良かったです。
そこから次の曲に入るかと思いきや、ここで渾身のhydeの湯が足らんギャグが炸裂していましたねw
この時、kenが急に話を振られて「おっ?」となっていたのと、yukihiroがギャグで笑っていたのも微笑ましかった。
20.YOU GOTTA RUN
ギャグからの『YOU GOTTA RUN』。
そしてここでようやく初のtetsuya曲でした。
会場のあちこちでデカ風船が、その中から大量のミニ風船が登場し、ライブももうすぐ終わりだなぁという気になりつつも、やっぱりこの曲良い曲だなぁと思いながら聴いていました。
音源ではyukihiroが叩いていないという問題もありましたが、そんなことは気にせずに純粋に音を楽しむことができたので良かったです。
そういえばこのライブではそんなにkenのツーハムストラト見なかったような‥この曲では使われていましたね。
21.Caress of Venus
続いてはライブ序盤で演奏されることの多い『Caress of Venus』。
終盤で聴くこの曲も良いですね。
割とライブではよく聴く曲ではあるのですが、少し新鮮な味わいを感じられたように思います。
ギターソロ明けのサビで、kenが普段は弾いていないフレーズを弾いているような気がしたので、これは映像化された折には確認したいところですね。
最後の歌とギターでタイミングを合わせて締めるところは、少しkenの方が早めに終わっているような感じがしました。
それでもああいうところでバンド感が感じられるので、良い場面だったなぁと思います。
22.READY STEADY GO
盛り上がりパートのラストは『READY STEADY GO』。
この曲が今回のライブで一番グッときてしまったかもしれません。
正直今までこの曲に対して、盛り上がれるキャッチーな曲という程度の印象しか持っていなかったのですが、改めてこのライブで聴いて、hydeの人生観のMCと重なる部分を感じて相当に感動してしまいました。
ここで謎に泣いていた人は私くらいだったかもしれません‥w
それくらいに良い演奏でもあったし、特にフロントの3人は楽しそうにパフォーマンスしていてとても眼福でした。
MC4
ここまでの流れでグッと来すぎていてこのMCの内容をあまり覚えていないのが残念なところ。
ただここでも前述の人生観的な話と、誕生祭というイベントに集まってくれたことに対する感謝の意を繰り返し話してくれていたような記憶があります。
23.あなた
感動的なライブを締め括ったのは『あなた』でした。
これまで色々な場で『あなた』を聴いてきましたが、過去最高に胸に響く『あなた』だったのは間違いないです。
hydeの歌に感情がこもっていたのはもちろんのこと、最後のサビでは観客の歌をhydeがセンターステージに横たわった状態で聴いていて‥何とか声を届けないとと頑張って歌っていたのですが、ここでも涙が抑えられなくて、何度か声を途切れさせてしまいました。
kenのギターソロも本当に味わい深かったし、モニターに映ったkenのサングラスの裏がこの曲で少しだけ見えたような気がしたのは気のせいでしょうか。
tetsuyaの感極まったような表情が見られたのも良かった。
『あなた』という曲の本質を再発見させてくれた、本当に感動的なパフォーマンスで本編は終了です。
ちなみにアウトロの締めはしっかりとハッピーバースデーアレンジになっていましたねw
ラスト
『あなた』が終わるとyukihiroとkenは早々に退場してしまいましたが、kenはその後すぐにステージに戻り、hydeに花束贈呈。
その後hydeが一しきりステージを歩き回ったのち、tetsuyaからも花束と素敵なリュックの贈呈がありました。
本当の最後にhydeがまたMCをしてくれて、『あなた』のサビの歌詞について、普段は観客の一人一人に向けて歌っているが、今日はみんなの歌を自分が独り占めして、生きてて良い存在なのだと思い返すことができたという主旨の発言をしていました。
この言葉を聞いて、そんなこと言わないでくれよ、どれだけのものを人生にhydeが与えてくれているか‥と思わずにはいられませんでした。
これだけの物を与えてくれているhydeからもこんな言葉が出てくるというのは衝撃的でもありましたし、先にも語った通り、何か思い詰めていることはないのかとも心配になるところでもありました。
憶測なんていくらでもできてしまうので多くは語りませんが、『虹』の歌詞にもある通り、「記憶の天秤にかけた1つの傷が釣り合うには百の愛を要する けれど心は海岸の石の様に波にもまれ沢山の傷を得る事により 愛は形成されていく」という過程に今hydeがあるのであれば、沢山の傷を得ているかもしれないhydeに、百どころではない特大の愛を与えられた誕生祭になったのであれば観客冥利に尽きるなぁと思いました。
終演後の発表
初出しの情報としては、4月にこのライブの映像がWOWWOWで放映されること。
そして、35周年でまた会おうというところですね。
35周年‥来年か?と引っかかるところはありつつも、次の活動が明確にあることを表明してくれただけでも嬉しかったです。
総括
振り返ってみると、音響に少し気になるところはあったものの、選曲やバンドのパフォーマンスはもはや最高の一言で、300%くらいは楽しめたライブでした。
バンドのこれからの行く末やhydeのMCについてはまだ気になっているところもあるのですが、流石にそこまで触れ始めると冗長になりすぎてしまうので、今回はこの辺りで留めておこうと思います。
長々と書いてしまいました。
もしラストまで読んでいただけた方がいらしたら、最大限の感謝です!