『DreamRiser』ChouCho(思い入れのある曲シリーズ)
今回はChouChoの『DreamRiser』。
TVアニメ『ガールズ&パンツァー』の主題歌である。
『ケアレス』の時もそうだったのだが、筆者はアニソンは好きなのにアニメ自体はほぼ観ないので、このアニメについての知識も全くない。
本当はアニメの知識があった方が曲の理解も深まりそうなのだが、今回も曲単体についてのみ語りたい。
Chouchoさんは2000年代後半にニコ動界隈で活躍していて、その頃からもの凄く人気だったのを覚えている。
デビューしてからはシングルまでは追っていなくて、アルバムが出る度にレンタルして聴くという感じだった。
1stアルバムの中では『カワルミライ』、『ハルモニア』、『telescope』辺りが特に好みで、デビューシングルの『カワルミライ』で締める展開がとてもドラマチックで気に入っていた。
その後発売された2ndアルバムの『secretgarden』。
一曲目のタイトルトラックからとても素晴らしい曲なのだが、二曲目に収録されている『DreamRiser』を聴いて、この曲を聴いたらどんな時でも前向きになれそうだなと思った。
それくらいポジティブなオーラに満ち溢れた曲で、個人的にこの曲以上にポジティブな励まし方で元気付けてくれる曲を筆者は知らない。
ChouChoさんの特徴として、思いっ切り感情をこめているのが伝わってくる歌い方があると思うのだが、この『DreamRiser』は終始満面の笑顔で歌っていそうだなと思ってしまうような歌の明るさがある。
この曲の作曲はCooRieのrinoさんが担当しており、CooRieの楽曲さながらの、ポップなメロディだけどコードは凝っているという魅力が詰まっている。
サビの前半と比べて後半はテンションコードが多用されたドラマチックな進行になっており、そこからアニソンサビの王道締めパターンに突入していく展開が美しい。
ちなみにrinoさんがこの曲をカバーしている音源があり、ChouChoさんの力強い励まし感とは違った、優しく包み込んで背中を押してくれるようなボーカルが堪能できるので、そちらも是非聴いてみてもらいたい。
そしてこの曲、かつてニコ動界隈で活動していて、今はYouTubeにも動画が投稿されているギタリストあをきさんの弾いてみた動画も素晴らしいので、こちらも是非。