ダンジョン飯について話させてくれ
シスル可愛い…そして不憫…(表紙)
漫画は連載が多いし巻毎に取り上げるのがキリがないのであまり載せないのですが、ダンジョン飯が素晴らしすぎるのでつらつらと書くことにした。
原作は完結、もちろん最高なのだけど現在アニメが2クール連続で放送中、派手さと可愛さが増したいい感じのアニメ化なので、そちらも是非観ていただきたい。
しかしアニメを観てなお原作が素晴らしい。
ファンタジー好き、RPG好きで読んだことなかったら是非読んでみて欲しい。
ちなみに、この記事は若干ネタバレしているので気をつけてください。
ストーリーの冒頭、ダンジョン攻略中に妹のファリンを竜に喰われた主人公のライオスが、妹を早く救出(消化される前に竜を倒して中身を取り出せば蘇生できる)するためにダンジョンに長期間入る決意をするところから、この物語の面白さが際立ってくる。
タイトルの通り、食が大きなテーマで半分コメディでありつつ半分はシリアスで、汚いところも問題点もきっちり描いているところが気持ちいい。
常識人の意見を入れつつ、いや常識とは??って思いつつ、笑いながらも段々シリアスになって行く展開、ワクワクドキドキしてご飯はいつも美味しそうで凄い!!
絵も上手い。クリーンで読みやすい。
キャラクターが見てて嬉しくなるくらい可愛いし、背景の細かさ、質感は毎ページ圧巻。
そう、まず魅力的なのは絵。
九井諒子先生上手すぎる。
続いてキャラクターの魅力。
私これに出てくるキャラの中だと断トツでライオスが好きです。
魔物マニアでめちゃくちゃ詳しくて尚且つ旨そうとか思ってるあたり完全にファンタジー界のさかなクン。
頼りになるが人としてはちょっとずれていて、興味のないもの(特に人間の形をしたもの)に無関心だからこそ、基本的にはフラットで合理的で冷静な姿勢が最高。
悪魔にすら怯まない胆力。
そしていいお兄ちゃん!仲間にも優しい!!
ライオスとファリンは本当にお互いを理解しあっているいい兄妹で、そこも好き。
身内に認めてもらえてるのって自己肯定感高まるよね…尊いとはこのこと。
でも他のキャラも好き。
ていうか嫌いなキャラいないかも。
誰もが愛らしくて、アニメではなぜかセンシ(ドワーフ、おじさん)のパンチラが頻発して明らかに可愛がられている笑
そして迷宮の仕組み、そこに住む住人や魔物たち、外の世界の様々な種族、それらが全部繊細に組み込まれて練り上げられて、完璧な世界観になっている。
ストーリーも無駄なく無理なく、最後まできっちり描き切ったあたりも爽快。
この感じ、荒川先生(ハガレン、アルスラーン戦記、黄泉のツガイ)の系統でますます好き。
ともかく、ダンジョン飯は近年読んだ中でかなり完成度の高い漫画で、とても気に入っています。
他にも面白い漫画はたくさんあるけど、バランスが良いという意味ね。
絵がいい、キャラがいい、ストーリーがいい、結末に無理がない。
物語後半でもシリアスになりすぎてないので、タイトルに相応しいおかしみもちゃんと維持されてます。
オークがオークなのにライオスに最後まで引き気味とかね、笑えるのよ。
でもそんなライオスが好き…絶対に私に興味なんて持ってくれないけどそれでこそライオス…
まじでいいから…みんな読んで…
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