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言いたいことはこれ!(1/2)

はじめに


新婚旅行をどこにするかを考えていて、せっかくの機会なので外国へ行ってみたいとなり、行き先を決めています。おそらく行き先はヨーロッパの辺りになるので、妻が最近英語の勉強を始めました。しかし、英語が元から嫌いで全然やってこなかったようで、まったくといっていいほどできていません。並び替えが全然わからないようです。今回は英語がなぜわからなくなるかについて書いていきます。

同じ言葉ではあるが、、、

英語と日本語は同じ言葉で相手に伝えるために存在するツールです。それはどの言語でも変わらないことです。しかし、同じ種類のツールであるからと言って同じものではありません。例えば、包丁、フライパン、菜箸、電子レンジはどれも料理をするために使う道具ですが、使い方はどれも異なります。つまり、同じ言葉だからと考えるのではなく、別ものと考えなければなりません。これが第一歩です。
文字が違うから、違う言語であることぐらいわかっていると思われるかもしれません。それも間違いではありませんが、文字が同じで言葉が違う言語は少なくありません。同じ文字でも別の言葉になることは往々にしてあります。日本語もアルファベットで表記できないこともありません。日本語の表記をすべてアルファベットにしたからと言って、英語と同じようになるかと言えば、そんなことはありません。文字の違いだけで言葉の違いを説明することは非常に難しいです。
英語のようなヨーロッパ言語と日本語の大きな違いは文章構造です。英語は主語、述語、目的語(時折、補語)の順で構成されています。それに対して、日本語は主語、述語、目的語の順で構成されておらず、助詞を使うことで順番をどう入れ替えようが文章が成立します。日本語はおそらく世界でトップクラスに読解が難しい言語と言えます。日本語と同じように英語を捉えるから英語が理解しづらくなるのです。英語は日本語ほど文章構造が複雑怪奇ではありません。英語のようなヨーロッパ系の言語は語順で情報を取ります。それに対して、日本語は助詞と文脈で情報を取ります。
英語の勉強をするときや話すときは単純な形にすることが大切です。例えば、「僕の東京に住んでいる友達が博多行きの新幹線で名古屋へ行きました」という文章で考えてみましょう。単語レベルで主語と述語を見ていきましょう。主語は「友達」で、述語は「行きました」です。なので、Friend wentでこの文章の形はできました。友達について説明があるので、それを付けたすとMy friend in Tokyoになり、どこ行ったのかを付けたすと、went to Nagoyaになります。何で行ったのかもあるので、それを書き足すと、My friend in Tokyo went to Nagoya by Shinkansen bounds for Hakata.となります。この文章には様々な情報がありますが、核心は「友達が行った」だけです。それにどんな友達がやどこへや何でを付け足していくことになります。主語が何をしたのかや主語が何であるかを考えてみましょう。そして、そこから付け足してください。柱を作る前に家の壁を作ることはできません。柱が何であるかを頭に思い浮かべるようにしてみてください。最低限のことを伝えれば、それがどういうものであるかを説明したら、いいだけです。一文ですべてを完結させる必要はありません。むしろ、ある程度のところで切った方が相手も覚えています。一気に長々言われても、覚えられません。情報を詰め込むより、端的に伝えるだけでも問題ありません。
これが言えなかったからショックと考えてもいいですが、ここまで言えたし、次はもう少し言えるようにしようと考えた方が気持ちが楽になります。簡単な表現しか使えないから恥ずかしいと思うのは間違いで、簡単な表現だからこそ、シンプルかつ明確に伝わります。言葉は相手に伝えることができなければ、意味をなさないものです。相手に伝えるために、どういった表現にするかを考えると思いのほか難しい表現を使うことはありません。

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