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ライブハウスのワンドリンク制そろそろ辞めません?

ライブハウスのワンドリンク制ってこの記事を見た上でもやはり不条理かなと感じてしまう。

ライブハウスは運営するにあたって許可がおりやすい飲食店として営業しているという記事である。お客さんは飲食店で飲み食いをするついでにライブを楽しんでいるという仕組みにしている。これがライブを見ることを目的とした場合では興行場法の許可を取らなければならない。この許可がおりにくいため止むなく飲食店として運営している。映画館や演劇場、あるいは大きなコンサート会場は興行場法の許可をとっているからワンドリンク制ではないのだ。


ライブハウスがワンドリンク制を採用している理由はよくわかった。


ライブハウスの運営にこのワンドリンク制が大きく関わっていることも分かる。
しかし、客目線で考えたときあまり賢い運営の仕方とは思えない


ライブハウスを見に来る客の多くは10代、もしくは20代前半が大半を占める。バンドのファン層にもよるが30代40代と比較的お財布に余裕のある人はこない。音楽ファンで30代40代はもちろんいるのだが、そういった人はライブハウスに足を運ぶのではなく、コンサートホールやフェスに向かう。

僕自身、ライブをやっていた経験から10代の子がバイト代や泣けなしのお小遣いを使って電車代を使いライブハウスへと遊びに来ていることを知っている。たかが1500円、2000円のチケットと思うかもしれないが他にも遊びたいことや服に使うお金をライブハウスへと足を運んでくれていたことがただただ嬉しかった。

演者はもちろん、そのようなお客さんを裏切ることなどないように全力で演奏しなければならない。お客さんもそこにそれだけのチケットを払う価値があると思って足を運んでいるからそれでいい。しかし、ドリンクを強制的に払わなければならないということはワンドリンク500円と言えどやはり心苦しく思う。

それが20歳を超えお酒が飲める年齢で金銭的に余裕を持てる人であれば、ワンドリンク制でも違和感を感じることなく楽しめると思うが、お酒を飲まない人やドリンクを欲していない人に500円を巻き上げるというのはどうだろうか。僕自身もお客さんとしてライブハウスに入るとき、この500円が惜しいと感じたことはあった。


ライブハウスのマネタイズとしてライブ出演者からもらう箱代と、お客さんからのワンドリンクが大半を占める。
いくら、ライブ、「生」というコンテンツが注目されているからと言ってライブハウスのマネタイズ方法も今までと同じでは、客を呼び込めることはできない。


ライブハウスの顧客は出演するアーティストと演奏を見に来るお客さんなのだ。アーティストにお客さんがつくように、ライブハウス自体にお客さんがつくような運営方法を整えなければならないのではないか。止むなく飲食店として経営するにしても500円はキッズにとって良心的とは言い難い。



ちょっと話は変わるが、ラーメン店に缶バッジやTシャツといったそのお店のグッズが販売しているのって面白いなと思う。


そのライブハウスに遊びに行くことが目的となるような仕組みを作り、運営側アーティストお客さん三方よしを実現できればライブハウスが衰退することはない。

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