スタッドレスタイヤとスノータイヤの違い
スタッドレスタイヤを替えに来ている。
年に数回雪が積もるこの街では冬用タイヤは必須なのである。
その昔は自分でタイヤ交換を行なっていたが、いつもタイヤ交換するのがギリギリでこんな寒い時期に外でエッサホイサとタイヤ交換する気が起きない。
なのでもったいないとは思いつつも、金に物を言わしてこうしてガソリンスタンドにてタイヤ交換をしに来た。
だが、同じように直前になってタイヤ交換をする人が多いことは容易に想定できる。
なのでこの時期は平日といえどもガソリンスタンドはタイヤ交換の客が多く、数時間待ちということもザラなのだ。
その待ち時間を指をくわえて待つのはどうにもこうにも嫌なので、こうしてPCを持ち込んで待合場所にてカタカタとFMラジオを聞き流しながら打ち込んでいる。
スタッドレスタイヤというようになったのはいつ頃だろうか。
少し歳のいった方、つまりは僕の母親世代は冬用タイヤのことをスタッドレスタイヤと言わず、スノータイヤと呼んでいる。
冬用のタイヤなのだからスノータイヤなのだ。それがある一定の年齢からは、つまりは僕と同じような30代ともなるとスタッドレスタイヤと呼ぶようになる。
スタッドレスタイヤと呼ぶようになったのはCMの影響だろうか。
はたまたスノータイヤとは、また違う種類によるものだろうか。
気になって調べてみることにした。
その疑問はネットを開けばすぐに解決することができた。
なるほどなるほど。
ウィキペディアで調べたのだが、そこにはスノータイヤとスタッドレスタイヤの違いが記載されていた。
コピペで引用したいところだが、ただいまはガソリンスタンド。オフラインのため、スマホ片手に得た情報を解釈して記述したいと思う。
そもそもスノータイヤとは、積雪下でも安全に運転できる冬仕様のタイヤとなる。その昔はノーマルタイヤにチェーンを巻いたのがスノータイヤの主流となるものだった。
そして、スタッドレスタイヤとはスタッド(鋲)、いわゆるスパイクがないタイヤということでスタッドレスという意味になる。
なので、スタッドレスタイヤとはスノータイヤというジャンルの一つなのだ。
現在のスノータイヤはスパイクのないスタッドレスタイヤが主流となっている。
これは何かと似ているなと思ったら、スマホとケータイの関係に似ている。
スマホもケータイという枠組みの一つだからスマホのことをケータイと呼んでもいいわけである。しかし、スマホネイティブ世代となる若者はケータイ=スマホであるからスマホと呼んでいる。
しかし、僕はガラケーを使っていた時期を経てスマホに乗り替えているから、スマホのことをケータイとも呼ぶ。
スタッドレスタイヤのことをスノータイヤと呼ぶ母親のことを少しバカにしていた僕だったが、対象が代わり携帯電話となると同じようにケータイという古い呼び方をしていたりする。
なるほど。自分もこうしてジェネレーションギャップを日常会話の中に感じるのだ。
スタッドレスタイヤをスノータイヤと呼ぶ親世代。スマホのことをケータイと呼ぶ僕ら世代。
ケータイと呼ぶ僕ら世代をバカにしているかもしれない今の世代もいつしか同じように小馬鹿にされる時がくるのだ。
こうして時代はめくり巡る。
さぁ、次は何がそれの対象になるだろうか。そんなことを考えていたら、思っていたよりも早くタイヤ交換が終わった。