絶対見つけるから

クリープハイプ　全国ツアー2025
「君はひとりだけど俺もひとりだよって」
2/19大阪フェスティバルホール公演　

行ってきました。
2階1列目ど真ん中真正面席うひょー！
こんな特等席があるだろうか。
何かしら善行をしないとバチが当たりそう、と思う。

ステージには(いつもこんなだっけ？)と思うくらいメラメラキラキラのライトが四方八方からパーっと当たり、クルリクルリキラリキラリと、なんか高級チョコレートを包むたくさんの色がついた銀紙みたいですごく綺麗だった。

この日「のっぺらぼう」が聴けたのが嬉しかった。長谷川曲の中で1番好きな歌。吉田拓郎っぽい曲を長谷川カオナシくんが歌っているということで我が家では「長谷川拓郎の歌」という勝手につけた別タイトルで呼んでいる曲。切なく苦しい歌詞も、拓郎っぽいメロディも良い。
長谷川曲は「カエルの唄」も好きだけどこの日のセットリストには入っていなかった。

が、セットリストが良かった。
くぅ〜こう来たか！と思うような。

「生レバ」「dmrks」と『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』の収録曲から始まり、これまでの曲を織り交ぜながら。
「最夜」が聞けるライブは珍しいんじゃないかな？たぶん、やけど。

ライブのセットリストを上げてる人って23曲もどうやって覚えてるんだろう？
メモりながら見てるのか、もう完璧にタイトルも曲も頭に入ってて見た後に思い出せるのか、なんかわからないけど、ありがたい（笑）
あれ聞けたこれ聞けたとか印象的な曲は前後の流れも込みで覚えてるけど、
ライブ中はかっこいいなぁとか泣かせるなぁとかここのフレーズめっちゃ好き！とか情緒が忙しくて私は曲順を覚えていられない。

そういうクリープハイプのここが好き！っていつも感じる演奏や胸に刺さる歌声に、時々泣きそうになりながらライブを見る。
曲を聴きながら思い出すことがあったりもして鼻から息を吸い込んで胸を落ち着ける。
毎度毎度良いライブを見せてくれてありがとう。生きてて良かった。

さて。
ツアータイトルになっている「君はひとりだけど俺もひとりだよって」はアルバム『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』に収録されている「天の声」の歌詞だ。

君はひとりだけど俺もひとりだよ

「みんなをハッピーにしてあげるよ」
「君はひとりじゃないんだよ」
なんて歌よりずっと信用できる。
そしてそんな「ひとりの君」を絶対見つけるから、とMCで言う尾崎世界観。
ひがみ根性で書かれた平気で人を傷つけるクソみたいな言葉が溢れるSNSの中に、愛のある言葉を放つ君を「絶対見つけるから」
と。

そうだね
悔しくても苦しくてもあっちには行かないで
言葉、大事にしよう。
心を保とう。
そしてまたクリープハイプの歌を聴きに行こう。